2018年11月22日木曜日

太い箸と技と心











寒い雨の日が続いたその合間のある日
お日様が工場の締め切った窓ガラスに差し込む。

きらきらと輝き、栃尾の油揚げが美しく映る。
若いスタッフの顔も美しく凛として映る。

この輝きに喜びがふつふつとわいてきます。

油揚げつくりは地道な作業です。
それでいて、繊細な仕事です。
なぜなら、その日の気温、水温、湿度にどれだけ
職人が気を配って豆を浸し、豆をつぶし、
凝固させ、生地を切るか。

この工程が豆撰の栃尾の油揚げの一枚一枚の出来上がりを
左右するのです。生搾り製法の難しさかもしれません。

そして「揚げる」のです。一日一日お天気が
変わるように油揚げの生地も毎日変わるのです。
その変化を見極めて、じっと見つめて
この時、この瞬間に大きな太い箸で
油揚げを何回も返していく。

地道な作業ですが真剣な目を持たないと
美味しい豆撰の栃尾の油揚げはできません。

太い箸に作り手の気持ちが込められています。






0 件のコメント: