「赤こがね」ができるまで・・・・・・。
栃尾に住んでいる方ならだれでも知っている栃尾名物といえば「あぶらげ」です。
あぶらげは「ジュー」と音がするくらいのアツアツに醤油をかけて
アチチチと食べるのが一番おいしいことは栃尾人ならみんな知っています。
ところが、通常あぶらげやさんは朝が早い仕事です。
夜も明けないうちから黙々とあぶらげをあげます。
つまり、揚げたてのあぶらげは早起きさん以外は食べられませんでした。
だから、あぶらげといえば昔から「煮つけ」だったのです。
口の中にジュワーと美味しい出汁が広がります。
これこそ、栃尾の母ちゃん、ばあちゃんの味でした。
あぶらげの煮つけは最高の栃尾郷土料理でした。
ところが
あぶらげの食べ方をお客様に尋ねると
「焼きます」と10人中10人が答えるのです。
でも、でも昭和生まれのおばさんにとっては
昭和の味、栃尾の味と言えば
やっぱり「栃尾の油揚げ煮つけ」なのです。
そして、もう一つ栃尾の油揚げ煮つけに欠かせないものがあります。
それは、昔から鰊です。
山間部に位置する栃尾では魚は手に入りにくい高級素材ですが
みがき鰊は庶民の魚で手に入りやすかったのです。
昭和の味、杤尾の味を意識して焼く油揚げから
懐かしい味「赤こがね」の誕生となったのです。
「赤こがね」誕生から、早15年が過ぎます。
その間に、少しづつ「赤こがね」の人気も上昇、杤尾人はもちろん
豆撰フアンのお客様にも支持され、おかげさまで売れる商品、
おいしい商品として定番になりました。
昨年末は製造が間に合わずお届けできないご迷惑をおかけいたしましたが、
今日からお店でもネットでもお買い上げできます。
なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
調味料素材にもこだわり安心安全な油揚げの煮つけに「赤こがね」
「赤こがね」を使えば簡単炊き込みごはんもできます。
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