茨城からわざわざ豆撰に来てくださったご夫婦をお友達と
杜々の森をご案内いたしました。
名水百選に選ばれた湧水で喉を潤し、
その脇から、急な階段を上り小さな祠に手を合わせる。
水源を守る為の女人禁制は300年以上も続いたと聞いている。
その聖地に手を合わせて、お賽銭を入れ
願ったことはふたつ……。
その後、比礼の棚田を見たり、映画「ゆめのかよいじ」のロケ地を廻る。
水害工事の為、まわり道を走る。細くて、曲がりくねってるいる。
坂道の上や下にはまだ青い稲が行儀よく並んでい、ちょっと大きな田んぼ。
いびつな田んぼ。
頬を撫でる風は少しだけ秋の気配。
アメリカの広大さからみたら、小さい風景だが
時が戻ったように心が柔らかくなる。
日も沈みあたりは薄暗くなる。
お客様とお友達を「おいらこの湯」にご案内し、至福の時を過ごしてもらう。
豆撰の駐車場は社長夫婦が、花火観覧席の一等席を用意してくれた。
花火の音は耳に響き、見上げる花火の合間に焼肉を食べる。
笑い声が賑やかだ。
喜んでもらえた。喜んでもらえることが嬉しくて、それが幸せである。
栃尾の油揚げを作ってもうすぐ30年になる。
たった一枚の油揚げの行方は
人生の道だと思う。一方的ならつまらない。
相手があって、相手がどう反応するのか、美味しいのか
美味しくないのか、一体どうだろうかといつも思う。
茨城のご夫婦、お友達の美味しいの一言が
嬉しくて、油揚げを作る。
栃尾の油揚げは仲間を連れてきてくれる。
油揚げに感謝する。
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