実は、仙台には友達がいます。
ですから仙台に到着してからは、なんの問題もなく市内観光をしました。
680円の一日フリーパスを使って、ちょっと小型の観光バスに乗りました。
一番後部席に座ると、あとから私たちの隣に座ったおじいさん。
何やら友に話しかけてきます。
ひとりで、朝神戸から飛行機乗ってきたそうです。
62歳の私はことあるごとに口癖のようにこう言います。
「私はあなたたちの3倍も生きてきて、もう頭は古くて、
新しいことが覚えられないの」と嘆くのです(仕事拒否の言い訳)。
それなのに、このご老人は
何と88歳とおっしゃるではないですか・・・・・・。
どこを廻ったらいいかねと友に尋ねる。
すると友は
「このバスは何回廻っても大丈夫ですから、一周してから
ここなら行けると思えるところに行ってみてはどうですか?」
しっかりとしておられるけれど、見た感じ足腰には多少の不安が
ありました。機転のきく友のアドバイスに
「ありがとう、そうだね窓側で一周してから決めることにしよう」
さて、
私たちは瑞鳳殿で下車
「この長い階段はおじいさんには無理かもしれないね」と話す私の
息はぜいぜい…腰に手を当てなんとか上るのでした。
別館で見る伊達正宗像はイケメンです。鼻は高く・・・
私たちは勝手に批評しあうのでした。
この時代にローマまで使者を使わせた伊達正宗の世界観に
驚きながら、自分たちの子供たちの世界観を話し合う。
(友の息子さんはお仕事でインドその他の国々を廻っているとのこと)
続いて、東北の津波から北朝鮮問題、トランプさん問題
へと発展していき、いったいどうなるんだろうかこの国は
と熱く語りあうも…落ち着くところは孫の話。
美術館でランチを楽しみ、最後に大崎八幡宮を参拝。
「孫の勉強意欲が増すことでも願いましょうか」と教員だった友は
手を合わせ、私と言えば、「ここは鈴だね。鐘と鈴は宗派によるそうです」と
先日調べたことをぶつぶつ言いながら、鈴を鳴らすが
願い事を忘れるサザエおばさんでした。
4時間半の友と一緒に廻った「仙台」は
観光と言うよりも、再会し近況報告することが一番楽しかったのです。
帰りに駅で妹に頼まれた牛タンを買い求め
(試食して買いなさいのアドバイス通りに)
笹かまぼこを買う。
結構重かったので宅配を頼んで
最後の仕上げに心残りがないように、私はずんだもちを食べ、
無事予定通りの電車に乗り、我が家に帰宅しました。
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