有名なアニメ 原作野坂昭如 脚本・監督は高畑勲
一度も観ていなかったのです。娘の提案で「火垂るの墓」を観ることになりました。小学2年生ですから、どこまで理解できるのかわかりませんが、とりあえず観ることに。最初の場面のナレーションで主人公がすでに死んでいることは理解していたかどうかわかりませんが。食い入るような眼差しでした。
途中で質問が出てきます。あのおばさんは悪い人なの?お兄ちゃは泥棒だよね?私も娘もいろいろな質問には答えませんでした。小学2年生の感じるままで良いと思ったからです。
途中で私が肩が痛くて孫の手で叩いていると孫は「ババ、私が叩いてやる。疲れたらちょっと休むけど」と10分ほどアニメを観ながら叩いてくれた。今までこんなことはなかった。映画鑑賞後は結構鋭いところをついてくる。アメリカ人は悪い人だね。娘はアメリカに住む人でもいい人もいっぱいいるんだよ。と教えていた。アメリカ国籍を持っている孫にとっては記憶はなくても多少の自慢話のネタになっていたから、とても複雑な思いを感じたようだ。
映画鑑賞後の夕飯のお手伝いは自主的。夕食並んだサフランピラフはいつもより丁寧一粒残さず食べていた。
私の感想は37年も前描かれたこのアニメに驚いた。一つ一つの描写、動きは実写版を超えた訴える「力」を感じた。素晴らしい映像に魅了されて、のめり込んでしまった。
孫が、そして私も「火垂るの墓」は永遠にそれぞれの胸に刻まれるだろう。
日日是好日
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