今年80歳を迎える笑顔の素敵な人形作りのおばあさんに会いに行きました。
大切な化粧箱に収められている人形たちをひとつひとつ丁寧に取り上げるおばあさん。
畑仕事や産湯をつかう動きのある人形はまるで生きているようです。
紬の着物を着て「いらっしゃいませ」と
三つ指をつくその様はまるで人形作りのおばあさんそっくりの顔立ちです。
どれもこれも、懐かしくて心がてまりのように弾むのでした。なかよしこよしでおじいさんとおばあさんが手をつないでいるお人形さんをみつけると
十数年前に他界した父の言葉がふと浮かんできました。
「ばあさんは俺が手をつなぐと嫌がるんだ。ばあさんは小さいから人混みの中で迷子になったら困るだろ」
国技館に相撲を見に行った時の事でした。
このお人形に魅せれれたのはもちろんですが
それ以上に、人形作りのおばあさんのとびきりの笑顔と人形作りを楽しむ
おばあさんの元気ハツラツのすごさに驚きでした。
お人形さんを拝見させてもらったお礼に、豆撰の栃尾の油揚げと赤こがね、白こがねを持っていったのですが、「原信に売っていないから豆撰は遠くて行けなくてね。
だから、初めていただきます」とおっしゃったのです。
栃尾人なのに、豆撰のあぶらげを食べた事がない人がいたのです。
これにはびっくりとショックの二重奏。
翌日の朝、人形作りのおばあさんから電話がかかってきました。
「昨日はありがとうございました。あぶらげは本当においしかった」
の声に嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
豆撰のあぶらげを、もっともっとたくさんの方に食べてもらいた。
お人形さんも、もっともっとたくさんの方から観ていただきたいと心からそう思いました。
9月17日は敬老の日です。
この記念日に大切な人に 健康で美味しい豆撰のギフト
贈ってみませんか?
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