今年は元旦からの大きな地震、2日の飛行機事故と正月そうそうの惨事に心が痛む。
年を越してのりきらなければならない事もある。
だからこそ
一服しようか我が家の初釜
日日是好日
かぼちゃスープを作っていた。
ガタと揺れた、まさかの地震だった。と同時だったか少し早くか携帯がけたたましくなった。恐怖は中越地震を思い出させる。足がすくみ、夫に「どうする」と聞く。揺れは大きかった。あの時と同じになると思った。長い時間恐怖を感じた。揺れがおさまると携帯ラインが次から次へと届く。怖かったけれど我が家も栃尾も大丈夫と返信する。テレビはどの局も一斉に津波情報と避難指示を1時間以上繰り返す。この大きな揺れは大惨事になる。火災は家の倒壊は、道路はと神戸の地震と中越地震そして福島沖の大惨事が甦る。
みなさん大丈夫でしょうか。石川県にも豆撰のお客様がおられる。ご無事を祈る。
災害は一瞬で家を壊して、日常を破壊する。戦争なんてしている場合じゃあない。予測ができない。新年早々この恐怖だ。どう生きたらいいのだろうか?どう生かされるのだろうか?
日日是好日 と書いていいのだろうか。
仕事をしながら見始めた小津安二郎監督映画。終わってからさて、この映画に秋刀魚はでてきたかな?と疑問符がついたけれど、見返すことの意欲は湧かなかった。時間的に。
有名俳優さんのオンパレードである。女性陣の岡田茉莉子さんや岩下志麻さんの美貌は現代っ子の可愛らしさとあまりにも違いすぎている。凛とした高級感とでも言うのだろうか。気高さと言うのか?でも、セリフの言い回しなどに違和感を感じる。音声技術もあるだろうが今の映画人の方が、若くてもリアルに演じていて、役作りがとても上手だと思えた。服装やヘアスタイルの違いもあるかもしれない。
しかし、その時代の風景が心に染みる。家も家具も、茶碗も今の風景とはかけ離れている。看板のデザインもデザインらしさがない。それなのになんだか懐かしく、心の扉が開いたような感覚になる。戦後の高度成長の日常と家族の関わりを表現しているのだろうか。この時代の普通の家族のあり方が秋刀魚の味なのかな。鱧では高級すぎるってことだろうか。
脚本に色付きがなくその時代をありのままを映画化している作風なのだろうか?
物語のラスト、娘を嫁がせた笠智衆父親の気持ちがひしひしと私の胸に突き刺さる。私の亡き父母は私の結婚式では一度も笑顔を見せることなく泣いていた。
私も泣きどうしだった。
43年前になる。
日日是好日
絵本集めを5年くらい前からはじめてみました。月に1冊の絵本。孫が小さかった時は読んでやりました。我が家に集まった仲間にも読んでみました。コロナ事情からだんだん絵本集めをやめてしまいました。
着付け教室に通いはじめたのに仕事があってと言い訳をするようになって、今はお休みしています。年齢と着物を着る回数を考えると意欲は薄れています。
お茶のお稽古はなんとか続けていますが、先生であるお友達がいなくなってから、お茶熱は冷めて安いお道具集めもやめてしまいました。
ピアノレッスンは仲間がいるから今も続いている唯一の楽しみです。一日30分から1時間です。お友達や妹が一緒だとやる気が出ます。
Netflixを入れてまだ半年くらいですが週に2、3本ペースで観ています。昔は外国ものしか観なかったけれど、年とともに字幕が面倒になり、今は日本作品が主流になりました。
やめてしまったことは多い。一年を振り返っています。
ブログ日記は続いています。(3072回)
日日是好日
「かそけきサンカヨウ」
「護られなかった若者たち」
2本の映画を観ました。
私の家は土砂に埋まった経験をしています。でも、この映画「護られなかった若者たち」とは違う。家を失って、想いでも流されたような絶望感だったけれど、今は暖かい家で生活ができる。この映画の震災は私の何百倍も大変だった事をあらためて知った。多くの犠牲者の霊は彷徨い、家族の悲しみは続いている。残された者同士がいたわりあい血のつながりはないけれど、絆は深い愛情に変わる。
震災の救済、役所の役割などこれからの社会問題を投げかけている。私の夫はかつて生活保護担当職員だった。夫の立場、仕事はどうだったのだろうとふと思う。
「かそけきサンカヨウ」透き通った花の名前とかそけきをかけたもう一つの映画。かそけきの意味も知らなかった。泡い恋と血のつながりのない親子、家族の愛。偶然にもふたつの映画の共通点だった。ただ「かそけきサンカヨウ」には心がホッとし安堵する。二作とも心に残る映画だった。
眠れない夜に観た映画でした。
日日是好日
我が家でのピアノ発表会は12月とは思えないあたたかいひだまりの中で、それぞれの音を奏でました。お友達ご夫婦をお迎えしました。そして、スペシャルゲストはフルート歴3年の大正琴家元。楽しく和気あいあいの家族的な発表です。徐々に緊張感もほぐれてきました。
私の出番は妹の歌うアメージングとアベマリアの伴奏です。でも妹は豆撰の配達でなかなか登場せず。そこで、なんと恐ろしく嬉しい事に、ソプラノ歌手の私たちの先生から歌ってもらうことに。私の伴奏ですよ!そしてです、私はいつもより緊張の度合いは低く、ミスタッチはあったもののなんとか弾き通す。それは歌う先生が伴奏に合わせてくれると言う逆転劇があったからです。
妹もようやく参加、「私、着替えますから」と私たちの大先輩お友達が縫ってくださったドレスに衣装替え。気合い入っています。私も気合い入れて、練習不足で暗譜できていないので、心配です。今回はとにかく楽譜を読んでと自分に言い聞かせて伴奏をしました。妹の徐々にのびる声に合わせてなんとか無事伴奏を努めることができました。自分で点数をつけたら70点かな?
その後はイタリア歌曲を先生はピアノを弾きながら歌ってくださる。我らの先生は素晴らしい。我が家に響きわたって屋根をつっきって天空に届く。
クリスマスランチは私ともう一人の生徒さんふたりの手作りです。おせいじも半分でしょうが、豆撰の「ざる豆腐白和え」は美味しいと絶賛してもらう。豆撰の味に自信を持ってレシピを得意そうに皆さんに伝える。豆撰のスタッフのみんなに感謝。
ひだまりの中楽しい一日でした。
日日是好日
ピアノを習って3年が過ぎました。
メンバーは75歳から61歳の元気バアさんの集まりです。初めてピアノを弾いた方から高校までレッスンした方、現役保育士の方と色とりどり、人生も色とりどりです。
そして今日は各自が自分の好きな曲を弾きます。歌います。まだ1ヶ月足らずの練習ですが「アベマリア」の伴奏をする予定です。お歳暮時期で豆撰は忙しく、私なりにお手伝いしているので、なかなか練習できませんでした。言い訳上手ですね。
優しく弾こうとすると小指の音が出ない。強く弾こうとすると楽譜と違う音を弾いている。
昨日はいつもなら就寝しているのに、30分ピアノと格闘しました。
そして出した結論は「まあいいか」弾けても間違っても妹よ気にせずに歌ってください!
日日是好日