2025年9月2日火曜日

飲んだくれの午前様

 母という字と父と言う字を勉強していた孫。私たち老夫婦を相手に漢字練習をする。楽しいの楽、親しいの親。親しいってどういうこと?仲良しってことかな?突然の質問に戸惑うババでした。母の字はおっぱいからできたってママが教えてくれたよ。母乳の母とも読むんだよと教える。父母の読み方も教える。このたった4文字の学習のせいだろうか。夢に出てきた母。母は豆を煮ていた。私は小さかった。父が酔っぱらって帰ってきた。小さい私は母の代弁のように、母ちゃん待っていたんだよと精一杯の勇気を出して父にぶつける言葉。父はそっけなく頷くだけ。変な夢だったけど嘘でもない、遠い遠い昔50年以上前の話だ。父が仕事を辞めたのは私が18歳頃のことだ。父は40歳くらいだったはず。破天荒の父だった。しかしこの頃から午前様で酔い潰れて帰ってくることはなかった。父と母は小さな店を始めた。豆撰の隣にお茶屋を始めたのです。母は自転車を買ってもらい練習をする。父は一度教官と喧嘩して自動車学校を辞めてしまっていたが、今度は喧嘩どころではなかったようで、無事に免許を取る。母と父の喧嘩は絶えなかったけれど夜遊びをしなくなった父だった。子どもの頃は、母が可哀想でならなかった。50年以上前の夢。

まさかイタリアに住む孫と感じ練習ををするなんて思いもしなかった。


日日是好日

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