2015年3月31日火曜日

栃尾の春はゆっくり・・・・・。


観光地での賑わいやめぐる歴史などを楽しんだ後に
なぜか、栃尾がいいと思う。
60年も見て、聞いて、さわって、そのなんとも言えない
あったかなぬくもりを感じる朝です。
栃尾のいいところ
栃尾ののどかさ、栃尾のかざらない自然風景は
観光地と違って、妙に落ち着きます。
椿が語り、水仙が笑うと
昨日の憂鬱は、春風にのって飛んでいくようです。
前を向き、時々後ろを振り返り
仲間と夫と娘と語らう。
栃尾のゆっくりな春は私に丁度よい。


2015年3月30日月曜日

恩ある方に何を返したらようでしょうか

豆撰創業当初、豆撰のあぶらげを知らないひとばかり

営業の基礎も何も知らない25年前に
幾度もくじけそうになった時に
「おいしいから」と豆撰とお取引を一番手にお申し出をいただいた
恩ある社長が亡くなりました。
その後も「地域に根ざした店づくりをしなさい」と
年に一度の大感謝祭も教えてくださった社長 。
今では豆撰の定番行事につながっています。
在りし日のはつらつとしたお顔が浮かんできました。
一度もその感謝の言葉を伝えることなく
他界されました。
なぜ、元気なうちに感謝の言葉を伝えられなかったのか
考え込んでしまいました。
思った時に
感謝の言葉を伝えなければと
後悔の念でいっぱいです・・・・・。

2015年3月29日日曜日

生きていることの幸せ



「明日は小田原に行こう」と
前日の就寝時の夫婦の会話というより私の独断決定。
「また出かけるのか?」と少し戸惑っている様子の夫。
「じゃあ、年寄りのおかず作っておいてくれ」
そうなのです。我が家には樹齢90年の老人がふたり同居しているのです。
愛猫に向かって私は「だってさ、元気で歩けるうちに出かけないとね。煮物を作って
3食分のごはんを焚いていくから大丈夫だよね、マメ」と少しだけ後ろめたい気持ちを
愛猫に訴えて同意を求めました。
「奥様のお好きなように、私はあなたがいてもいなくてもどちらでも、いえ、
ばあちゃんの方がむしろ優しいですよ」と私の目をそらし、あっちを向いてしまいました。
そして、なんだかんだと言いながら
昨日の朝は小田原へ向かったのです。
上越新幹線で東京へそして東海新幹線で小田原へ
早い早い早い
なんて、新幹線は早くて便利なのでしょうか!
小田原城を散策し、桜見には少し早い感じでしたがまずまずの観光でした。
北条早雲について、それに関わる上杉、豊臣、徳川と変遷された物語を
桜は見つめ続けてきたのだろうか

小田原を後にして電車で入生田 に向かいました。実は駅員に尋ねたら
かまぼこの鈴廣さんはこの駅で下車してください。と・・・
でもそうではなかったのです。間違いも、いいものです。


入生田では樹齢300年のしだれ桜、関東でのお花見スポットの名所だったのです。
上り坂を30分くらい歩きました。息が切れてしまい、体力の低下をひしひしと
感じました。
この大木は高貴な人も、武士も、農民も犬も猫もこの世に生を受けたものの
「想い」を枝につけて毎年毎年私たちに見せてくれているような不思議な 縁の花びらでは
ないだろうかと想像と妄想に酔いしれ、娘に伝えたくて電話をしました。
「今、映画みているからあとで」
と言われ、即iPadを切る私でした。
それから最後は食べ物です。小田原名物の「鈴廣」さんに行きました。
風祭駅は鈴廣さん専用駅のようで、またまたびっくりしました。
お土産を買って、今回は忘れないように、忘れないように
電車に下りる度に確認して帰路につきました。




2015年3月26日木曜日

雪国植物園の春のおすそわけ

 
 
 

少し風がありましたが
のんびりと1時間半くらい、雪割りそうを愛ながらの散策。
東京とは違い、人に酔わない。
数少ない人。すれ違う人に軽く会釈する。
のんびりはいい。

先日、娘に「お母さん、わざとネタつくりのために忘れ物をするの」と
とがめられました。
「あれは、お父さんよ」と言い返した私でしたが・・・・・。
鉢植えの雪割りそうを最後にみて、かわいい便せんを2冊購入。
さあ、かえりましょう。と出口へ
「あら、忘れた・・・・・・」と売店にもどりました。
今回は大丈夫、植木鉢のところにそのままありました。
どうして、こうなるの?

とかれた木々

 

庭の囲いの中で、窮屈そうに、それでも
つぼみをつけ
頑張っている木々たち
ようやく、縄はとかれ枝は青空に向かって広がる瞬間。


秋に植えられたチューリップも芽をのぞかせています。
何色の花が見られるのだろうか
まだ咲かない赤、白、黄色を想像すると
わくわくする。

今日は夫の63回目のお誕生日にあわせて
結婚以来はじめてのお休みをもらいました。
保育園時代は3月26日は入園説明会でした。
帰宅するのは夜の10時ころ、
そして豆撰創立以来、はじめての試みです。

囲いが終わったら、雪国植物園にでも行きましょうか
少しずつ、足を鍛え、守門登山に備えましょうか。

2015年3月23日月曜日

もったいない

目に見えない放射能の恐怖を知りながら
汚染された水は海に流され、魚のみならず農作物への大きな影響、
そして、子供たちへの悪影響を考えたら心が重くなり、
全部の原発を廃炉にしてほしいと願ってしまいます。
廃炉問題はそれぞれの考えがあるのでしょう・・・・・・。
では、私に出来る事はなんでしょうか?
節電節水の呼びかけは、最近では全く聞かれなくなりました。

豆電球で暮らした子供のころを考えると
今の生活は、夢の世界です。
ボタン一つで、部屋中、家中が明るくなり、
暖房も冷房も出来ます。
とても便利な生活から不便な生活経験者でも
戻れそうにない、戻れないのが現実です。
でも、ちょっと考えたらいくらでも節電できることはあります。
原発の問題はそれぞれの考えがあることでしょう。
しかし、節電に対するLED電球や機械器具を取り替えることも
うなずけますが、最も簡単な節電方法さえも、社会も電力会社も
口を閉ざし、小さなことは取り上げなくなってしまったような気がします。

先日スタッフのHさん「子供たちは水道代はタダだと思っていたようなのです」と
話す言葉に唖然としました。
出しっぱなしで歯を磨いていたら、母に「もったいない」と叱られた時代の教えは
どこに行ってしまったのでしょうか。









2015年3月22日日曜日

小さな旅鎌倉、またやってしまいました。





朝八時過ぎに、東京行き新幹線に乗りました。今回の小旅行は鎌倉です。
戸塚で乗り換え鎌倉に向かいました。私たちを乗せた電車は車内アナウンスで北鎌倉にも止まるらしい事を知り、北鎌倉駅で下車することにしました。何故ならランチは北鎌倉にある「去来庵」と決めていたからです。ランチの場所はこの便利なアイパットですぐに確認できました。このアイバットは初めてのお供でした。10分くらい歩き目的地へたどり着くと、結構たくさんの人が並んでいました。外で待つこと30分。お店はかなり古い武家屋敷のような純和風のお店でした。メニューはビーフシチューのみです。大きな人参がふた切れ、メインの牛肉はかなりのボリュームでした。お腹が空きません。おやつを食べるスペースはなくなりました。

その後見学した建長寺、鶴岡八幡宮で、行き交う人の多さに、雪国との違いを痛感しました。鎌倉幕府5代執権北条時頼から徳川幕府へと物語りの大きさを考えたら当たり前かもしれません。そして国の長は温かく雪のない地を選び繁栄させていったのにもうなずいてしまいます。

 

また、梅は終わり、桜にはちょっと早いこの季節でしたが
はじめてみる花ミツマタなどが私たちを温かく出迎えてくれました。


江ノ電に乗り換え、長谷寺の観音様の迫力に圧倒されました。いよいよクライマックス、もちろん鎌倉の大仏様とご面会を果たしました。そして鎌倉駅に戻り、お土産選びを楽しみ、どうしても食べたかった鎌倉ドラやきをたくさん買い、東京から長岡へ、長い新幹線の道中は本を読むことも出来ました。楽しい一日の終わりを目の前にして、小さなしあわせに満足していたはずなのです・・・・・・。、長岡に下りました。
しかし!やはり!やってしまいました。新幹線の棚の上にお土産を忘れたのです。
鎌倉の歴史、三代将軍の母上など数々の想いを想像する旅は、はからずも、忘れ物で私の小さな旅鎌倉旅行は忘れぬ旅の一ページとあいなりました。