2014年3月21日金曜日

痴呆の母がしゃきっとした理由

何月何日、何曜日なんてものは母の頭から離れて何年が過ぎたことでしょうか
食事も着替えも人任せ・・・・・・。
父の名前を聞いても「忘れた、父ちゃん!」という母です。
その母が今朝から
「お花を仏様にあげんばならん」「果物も いるし、掃除もしんばん」と
何回も同じことを訴えるのです。
例年なら、お彼岸前のお花と果物、お菓子を仏壇に供え
春の彼岸を迎えるのに
この3月はとても仕事が忙しくてお彼岸をおろそかにしていたのです。
あんまり、うるさく母が催促するので
お花と果物をもって、山の仏壇に御供えして来ました。
仏壇に手を合わせる母の姿をみて
「そうだったの、父ちゃん、私が何もしないから母ちゃんの頭をよみがえらせたの」
とここ数日、痴呆が少しよくなったような母をみて納得しました。
来年からは忙しくても、彼岸にはお参りするからごめんね、父ちゃん。



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