2017年7月20日木曜日

この広い世界の片隅で

アメリカに来て四日目の朝を迎えようとしています。
日本とアメリカの時差に少し悩まされ、深い眠りにつくことができません。
若い夫婦は自分たちに授かった赤ちゃんを見守り、抱いて病院で過ごしています。
私は娘のベットで、眠れない夜を過ごしています。
さみしくなり、本を読んだり、キッチンをかたずけたり、映画を見たりしていました。
すると、ラインの音。誰だろうかと思いました。夫か妹かお友達だろうかと
誰であるかを想像しながらラインをみました。
すると、ほんのひと時忘れてた……。
母の面倒をお願いしていた妹のお友達からでした。
遠い国にきて、孫の誕生を喜んでいた私ですが、日本にいるような気持ちになり、
我に戻り、深い悲しみを感じてしまいました。
母の飲み込み練習が上手くいかないらしい。私がいないとダメなのかと
遠い国にいる自分の行動、幸せが、これでいいのかと、もうひとりの自分が叫んでいます。
夜が明けはじめ、ブラインドの隙間から明かりが入る。
どこの国にいようと、どちらが世界の片隅なのかわからないが
世界は遠くもなく、繋がっていて、心は特に繋がっていることをしみじみと感じています。
母も娘も孫もどの世界にいようと
大切な私の肉親です。
日本であろうがアメリカであろうが、どこに住もうが想いは同じことに気づきました。
心の世界は近いものです。

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