原作は本屋大賞受賞「羊と鋼の森」
雰囲気は頭の中で想像するのですが、実際に画像で物語を追うかたちになると、
なんとも情けないほど、原作を忘れていました。
それはそれでよかったかもしれない。
主役の俳優山崎賢人さんは、これからが楽しみな若い俳優さんでした。
ピアニストを目指す姉妹の陽と陰もいい感じでした。
ふたり姉妹の反発し合いながらも、妹は姉の孤独を支えるというラストに思わず涙が溢れました。私自身と妹を重ねたのでしょうか。
この映画も、いえ最近の映画に、いい役どころで顔をのぞかせている三浦友和さんの
存在も重厚感があり、若い頃から見ると、諦めない努力を感じさせる。この映画のテーマそのもののようである。彼の台詞にある詩そのものでした。
ピアノの音色に心が癒される。昔私もこの曲に挑戦したことがあったと自分の過去の
余韻に浸る場面もあった。エンディングのピアノは特に心に響く。このラストがこの映画を締めくくっているようだった。
映画はどの映画も私にとっては新鮮で新たな想いを伝えてくれる。
本は本で想像力を与えてくれる。
今回の映画は本からはじまりました。どうしても観たかった映画でした。
私流の映画の味方は、真っ白な状態で楽しむことかもしれません。
森から世界へ届くように。
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