2025年12月26日金曜日

松風

 炉の季節になると(11月から始まるらしい)

お茶のお稽古もなんとなく「お茶」のお稽古気分が高まる。何故だろうか?お茶の世界とは縁遠い我が家であるが、子供にとっては大きな囲炉裏(子供の頃はひなたと言っていた。天井から下ろされている鍵様(長い竹に鉄瓶や鍋を吊るすもの)一般的にはどう言うのかちょっと思いつきません。忘れるのです、思い出せないのですね。そのひなたでお湯を沸かしたり。大根や頭(ズキの根っこ)を煮ます。味噌と鯖缶を入れ味付けをします。子供の味にはほど遠く青臭く大根は大根の味なのです。大鍋で煮るわけですから家族6人がそれを毎日食べました。数日過ぎてようやく平らげたと思うとまた母は煮ます。

役目がずいぶん違います。がなんとなく懐かしくて暖かい温もりを風情を炉のお点前に感じます。炭がおきて湯が沸くと釜なりがします。この音を松風ということを知る。そうそう孝子さんはこの季節になると「閑座聴松風」の軸をかけていたことを思い出す。同じ年のお茶の先生の教えを当時は素直に聞けない生徒だった。

亡くなってはじめて彼女こそ茶人だったと思う3年が過ぎていく。

日日是好日


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