イタリア家族と過ごす
1日目にこの大きなモクレンが目に入りました。
大きな木は母の木のように
手を大きく広げて
優しく微笑んでいます。
大丈夫です。
私があなたを支えますと言っているようでした。
そして
長い時を経て 想い出した
「木蓮の涙」をベッドの中で聴き
私も涙しています。
日日是好日
アメリカ映画 2024年 「奇跡をつむぐ夜」を鑑賞
昨日は熱も下がり、やや体調も快方に向かっていた。30分くらい音階練習HAnoNの課題を練習する。右手と左手で弾くのだが同じ指ではない、例えば右手はファは1の指(親指)、左手はソで1(親指)で弾く。最初は片手づつ練習して、ようやく両手でどうにかこうにか音階を弾くことができる。初心者といってもピアノレッスンをはじめ四年目に突入している。本当は毎日ピアノに触ることが大事だと思っているのだが、仕事をリタイアした私のストレス解消は、とにかく外に出ることだ。つまり旅である。旅の日数が多くなればなるほどピアノから遠ざかる。仕方がないピアノは持ち運びができない。先日のレッスンでズタズタになってしまった「夢」を弾く。私の中ではまあまあの出来。小心ものとは思っていないのだが。先生の前だと上がってしまう。
ピアノレッスン終了。夫がいない夕飯は簡単に済ませNetflixを観る。目に入った奇跡が心に響く。観てみようか。酒に溺れる訳ありの主人公と妻を亡くし肝臓移植を待つ娘の家族との触れ合い物語。実話だそうだ。この家族は借金だらけ。主人公シャロンの行動力はすごい。ひとりでできなければ人に助けを求める。そして資金を集めたくさんの人の応援で娘は肝臓移植を成功させる。猛吹雪の中、時間の制限と恐怖で緊張する。久々にわかりやすく心が落ち着く映画だ。ラストにシャロンに距離を置く息子がヘリ着地場所にやってきて除雪の手伝いをする。このシーンも感動する。諦めないことは奇跡をつむぐこと。
日日是好日
随分昔の映画だなあと思いながら、妻夫木聡さん主演とアカデミー賞作品だったことを思い出す。監督は国宝の李相日さん。となれば凄い映画だったはず。この金髪の男性誰れ?妻夫木さん?ヒエー若い若い。樹木希林さんもパンパンで若い。へー16年遡るのか。私も若かったはず50代だよ!
それぞれの俳優さんの若いことに合わせて時代背景と年月の過ぎ去る日々は新幹線並みだ。
悪人には見えない主人公の心理表現は凄い。相手役の深津絵里さんも凄い。上級演技者を集めた映画だ。演じる人全てが一流だ。映画に引き込まれていく中でモヤモヤとした気持ちは残る。いい人が悪人になったらそれはいい人なのだろうか?育った環境が悪かったから悪人になってしまった。プライドを傷つけられたから悪人になった。それでいいのかな?貧乏だから育った環境が悪かったから、殺人は殺人で変わらない。許されるはずがない。
賞を総なめするほど素晴らしい映画ではあるだろうが、これってリアルなの?現実にあるの?
フィクションとしてみるのはいいけど、現実と重ねてみたら怖すぎる。悪人の中に優しさを描いていたのだろうが、70を過ぎて観るとやるせなさだけが残ってしまった。
日日是好日
シングルマザーの主人公は良き母であり、娘をこよなく愛している。主人公の母もシングルマザーで あるが子育てに見返りを求め続ける。対照的な二人ではあるけれど、「母性は勝手に湧き出てくれる便利なものじゃないし、子どもを愛せないからといって悪い親なわけでもない」という主人公の気持ちに自分を重ねてみる。亡き母と私の関係。普通の母娘とはちょっと違っていた。私は同居の祖母の手によって育てられた。妹は母と一緒に寝ていた。子ども心に少し羨ましさを感じながら思春期を迎えた。私を溺愛した祖母が亡くなった。私と母の間には目には見えない透明の壁があったと思う。だから妹が家を守ることは今思うと正解だったと思う。この小説は瀬尾まいこさんの自叙伝のような気がした。若い作家さんと70過ぎの老婆にも大きな壁がある。世の中が同性愛を認めることが当たり前の世の中になっている。私の好きなフレディも同性愛者だった。小説に登場する義弟は同性愛者で苦しんでいる。でも義姉と姪っ子をすごく愛している。愛するからこそ自分を追い込む様に悲しみがある。
人の気持ちは誰にも変えられない。誰を愛そうがそれはその人の気持ちである。
気持ちは自由であるはず?
日日是好日
イタリアから
「今日は私が先生です。ババとジジは生徒ね。ではこれからこの本の勉強です。
スーホーの白い馬です。礼子さんは知っていますね。
日本に行った時私が眠れないって言ったら、この絵本を読んでくれましたね。」
「面白かったけれど、ちょっと悲しくってさ。さあ今日はお勉強ですよ。まず先生が読んでみます。」
と言って作者の名前と絵を描いた人の名前からはじまりました。学校ごっこです。
8歳の孫は結構流暢に感情を入れて、読み始めました。時々つっかえたりもしますが、ほとんどパーフェクトです。
「では質問をします。このお話は何が言いたいのかわかりますか。また、どこで誰が何をしたのでしょうか?」
次から次へと質問攻めに合う。
そして孫のその結論は
「殿様はちょっとトランプみたいな人ですね。そして悲しすぎるからもちょっと楽しいお話がいいかな、馬頭琴はギターくらいでしょう?いつもそばに置けるからまあよかったけど。」などなど
ふむふむ8歳の感想です。はじめて読んでやったのは5歳くらいだったかしら
ずいぶん成長したものです。
日日是好日
お天気が続いて春を思わせる数日で心が弾んでいました。ところが今日は寒い日です。雪がちらちら、まだ春ではなかったとがっかり、心は沈んでしまいました。それでも今日は認知症の叔母の子守り当番。気を取り直し明るく明るく叔母と会話する。今日は窓の外にバスやら車がたくさん走っているらしい。先日お友達から送ってもらった小豆のお菓子とお茶を出してやると「こんなおいしいものははじめていただきました」とじょんぎ(褒め言葉)は忘れないようです。
退屈になってきたのか「ドライブに行きましょう」と言います。丁度今日は下田の道の駅でお蕎麦を食べようと夫と打ち合わせをしておりましたので、丁度よいタイミングでした。
下田の道の駅レストラン悟空に到着。11時10分前。営業は11時よりとレストラン前の張り紙を見て私は叔母の手をひきトイレに行こうとしたその時、若い女性定員さんが「寒いので準備が整うまで中でお待ちください」と声をかけてくださったのです。
私はもうびっくりでした。レストランの入り口ドアの鍵を開けてくれたのです。現代社会は規則マニアルでがんじがらめです。もちろんそれが当然で正当な社会です。私はレストランに入れてもらおうなんて思いもしませんでした。その女性の優しい笑顔は天使そのものでした。私は何度も何度も「ありがとうございます」を繰り返しました。
この日、注文した天ぷらそばの美味しいことと言ったら宇宙一(フギュアスケートペアの解説者の言葉のように)でした。
日日是好日