自由な時間がやってきた。娘家族から解放されて自分の時間ができた。だが、自由とは切ないこともある。自由の時間をどう使うか考えないといけない。与えられた仕事、中でもお金を稼ぐための仕事は考える暇などなく、次から次へと仕事が山積みされて、その山を取り崩すのに四苦八苦する。おまけに必ず「なんで」とストレスを貯金していく。それでも時間を有効に使うよう努力する。ところが、
一緒に生活していない家族と2ヶ月同じ屋根の下で暮らす事はお金を稼ぐ事とは全く種類が違うがこれまた重労働であった。ストレスも風船のようにたまったら破裂する。その寸前であった。
しかし2ヶ月も一緒にいた家族がいなくなれば、あなのあいたおけのような気になる。
朝イチの畑仕事も1時間で終了。私の出番はそれくらいである。洗濯、掃除はたったふたり分となれば簡単短時間で終了。料理もこれまた老夫婦の食事は簡単、野菜中心に魚か肉を取り入れたらそれでOKである。時々刺身、うなぎ、餃子など既製品を調達してそれで十分だ。おかげさまで豆製品はたっぷりである。
となると自由時間が多くなる。ピアノのレッスンは30分以内と勝手に決めている。圧迫骨折のため腰が痛くなるからである。その日によってはそのパターンを2回繰り返す。合わせても1時間だ。
となると8時間労働として8引く3は5である。5時間の使い道を考えるのもストレスである。そこで映画鑑賞という手段に入る。しかしこれまた罪悪感を覚える。日中によくまあ暇だねとどこからか聞こえる意地悪そうな声だ。
しかし
することもないのでやっぱりテレビのスイッチを入れソファにもたれて観る。どの映画を観るか決めるのも考えなければならない。どうもこうも考えるのが苦痛のようです。それでも今回はこの2本を観たわけです。「いまを生きる」大好きなロビン・ウィリアムズ主演だ。彼のような破天荒な教師が存在していたら、登校拒否とか引きこもりもないだろうに。と思ったが、いやそれは違うような気がしてきた。その子の意思である。考えるのは自分である。そして自分で決めることだよなあ?
「タング」これまた考えさせられるよ。ロボットと人間の関係。このままAIがどんどん進化したらどうなるのだろうか?感情まで作り上げたら?ロボットと友達どころか結婚しちゃうこともある。そんな映画もあったよな?
自由の時間でさえ考えないと使えない老人。
さて、はてどうするか?
考えたくない老人ここにあり。
日日是好日
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