2ヶ月は長いとお思っていたが、過ぎて仕舞えばあっという間だった。
最後の晩餐会はジジのおはこ料理「ローストビーフ」と「フライドポテト」
盛り付けの時から孫は味見と称してローストビーフをつまんでは「うまい」の連発。イタリアのシャンパンとワインを楽しみながらの晩餐、ジジの目にえっまさかの涙が滲んでいる。うるさい、言うことを聞かないとさんざん文句を言っていたのに。今年の帰郷は特別だったのだろう。佐渡、瀬波の小旅行前の入院(腸閉塞)そしてコロナに罹り監禁生活と2ヶ月のうち、半分は病気との戦いだったから、ジジもだいぶ弱気になってきた不覚の涙だったようです。
孫は食事後に即興ダンス「ローストビーフの歌」をパート1からパート5まで自作自演で踊りまくっていた。ライムの入った爽やかな飲み物は、私の顔をいつもより早いスピードで赤く染め、起きていることは限界となりお風呂に入っておやすみなさい。ベッドに傾れ込む。しばらくすると最後だからと孫がベッドに入りババとジジの真ん中で眠る。
熱くて途中目を覚まして「氷の入った水が欲しい」と言う。僕になってジジはキッチンに行き氷水を持ってくる。孫の水を飲む音が聞こえる。これは家族の幸せ音だと寝たふりをしてベッドから起きないババは思った。
この日は朝から広島原爆の日、絶対に戦争はしては行けないと小学6年生の詠む記念式典だった。だからこそ、今の幸せに最高の感謝を感じる。
さて出発まで後数時間になってしまった。
日日是好日
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