2013年10月7日月曜日

海をわたる被爆ピアノを読んで

昨日は、随分疲労がたまり
どうして?私だけが休まず働かなくてはいけないのと
怒りがこみ上げ、楽しい夕食時間をこわしてしまいました。
「八重の桜」をみて、お風呂に入りすぐに就寝しました。
4時に目を覚ましてしまいました。
睡眠をしっかりととったおかげで
昨日までの怒りは小さくしぼみ
どうしても読みたかった「海をわたる被爆ピアノ」を一揆に読み上げました。
最近、老人に近づいてきたのか、こうした本を読むと
涙があふれ、めがねがくもってしまいます。
著者の矢川光則氏は同世代。そして被爆2世の方。
命の大切さはもちろんですが、いつまでも夢を失わないで夢を叶える為に
行動されてきた姿に感動しました。
被爆の中で生きてきた人たちの想いと被爆の中で傷ついたピアノに・・。
多くの子供たちの気持ち、多くのピアニストたちの奏でるピアノの音色、
原爆の被害で亡くなられた人たちの声が
本のページをめくるたびに聞こえてきました。

そして私も自分のピアノを思い出しました。
土砂崩れで全壊の自宅にクレーンで壊れたピアノがトラックに積まれたとき
夫が「いいのか」とささやいた一言。私は「もう、いいの」とつぶやき、涙したこと。
この時すでに私のピアノは誰もさわらないお荷物となっていました。
でも、ピアノがクレーンにはさまれた瞬間は
私の保育園時代の想いでまで壊されてしまいそうで、とても辛かったことを思い出しました。

昨日の自分を反省し、私に出来る事「仕事を含め 」を生きている限り
がんばらなければと思わせてくれる一冊でした。

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