2015年7月4日土曜日

花蓮に想う

 花蓮に想う
今日から五藤利弘監督映画「花蓮」が
大阪で上映されます。
私はこの映画を三度見る機会がありました。
観るたびに感想が変わります。
いつかはFBのお友達とこの映画について
それぞれの想いを語りあったことがありました。
その時、話題に上らなかった私なりの「想い」を
少し書いていみます。
ヒロインのカレンはタイ人です。
カレンと重なる娘を想う母の気持ちが痛いほど伝わるのです。
この映画には一度もタイのお母さんは登場しません。
画面には登場しない役でも、この映画には重要な
役割があると思うのです。
遠い国から日本に来て、知り合った青年とのはかない恋。
遠い国に行ってしまった私の娘と重なっていたのです。
一回目を観たときは、カレンの切なさが心にしみる・・・
あの子はどうなのだろうか?異国の人と結婚するのだろうか
カレンのような悲恋を味あわせたくないと
母親の複雑な想いを感じて観ていたのです。
そして
二回目の観賞…その時、娘は異国の人と結婚していました。
放浪の旅人のような娘の選んだ人生の伴侶。
素敵な伴侶に巡り合えた娘に、いつも幸せになってね。
と願っています。
三回目は・・・・・・・。
自分の経験と重ねたり、想いを膨らませることのできる
作品作りをする五藤監督のもち味が十分に伝わる映画だと
思いました。



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