2018年11月26日月曜日

葛藤

お茶入れとお茶碗を持ち
柱の足から入る
形から入るお茶のお稽古が好きです。
私は先生の柔らかな言葉が好きなことと
お稽古の空間は仕事も忘れ、家庭も忘れ
その時を過ごす流れが好きです。

「日日是好日」の映画を観た感動が覚めぬうちに
Hさんに進められ本も読むことにしました。
映画では樹木希林さんが演じたお茶の先生は本の中では
まるで私の先生のようでした。

「礼子ちゃん、覚えなくていいのよ。自然と手が動くようになるから」といいます。
お菓子の意味や掛け軸の意味
そしてやっとなんとか覚えたお点前が
11月からは炉に替わっていました。
あれあら、本と同じです。


私がお稽古に行くのは、ただただ楽しいだけなのです。

一週間以上ごたごたが続く中で、私の心はズタズタでした。
怒りと悲しみが交差して、その出来事以外何も考えられなくなってしまいました。
その最中に読んだ本が私に教えたのです。「無駄なことはひとつもありません」ということ。
怒っても何も解決できない。
誠心誠意の意味がわかりませんでした。私は何も悪いことはしていないのにと葛藤の日々の中。
「日日是好日」に出会えてよかった。今日はお稽古日です。
「無」になってお点前の練習をしようと思う。









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