2020年5月12日火曜日

優秀な子はほとんど栃尾には残らなかった。

以前にも書いたことがあったかもしれない。

栃尾中学だけで7クラスもあった。
(今では杤尾には中学校は2校となって
全部集めても一学年で6クラスくらいだ思う)

ごくごく普通の少女は
勉強が嫌いではなかったが
それほど好きでもなく
そのくせ
どこどこの高校に入りたいと背伸びをする子だった。
その少女はこう言っては失礼だが
もともと優秀でもなく、努力家でもない。

その少女の友達のひとりに
学年ではいつもトップ、運動もできる。
生徒会の役員でもある。
あこがれの友達だった。

その優秀な友達は
少女の手の届かないハイレベルな高校を目指していた。


つまり
まだ若年、中学生三年なのに
高校選択段階で優秀な子とそうでない子に
わけられていたのだ。

ある日、好きでも嫌いでもない国語の授業中に
先生は言った。
「どうして、長岡の高校に行きたいんだ。
長岡に行きいと思っている優秀な君たちが
栃尾高校に入ったら、杤尾高校のレベルがグーンと上がって
そして、杤尾を発展させられるのだぞ」

この内容だけはなぜか50年たった今でも覚えている。

でも、優秀な子はほとんど栃尾には残らなかった。

続きはまた・・・・・・。




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