2016年2月16日火曜日
久しぶり聞こえてきた父の名前
縁とは不思議なものです。
先日2日間、縁をいただいた方々に
豆撰工場見学をしていただきました。
今回のメンバーには、湯之谷村の美人アナウサー兼女優さん
マルチタレントの大桃美代子さんも参加していただきました。
大桃さんとのつながりはもちろん「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」を撮られた五藤利弘監督つながり。
映画つながりからフェスブックつながりの
そうそうたるメンバーが集まってくださいました。
工場見学後は、裸押し合い見学・・・・・・。
そして一番の想いで作りは
なんと言っても、大桃美代子さんとご一緒できたことです。
ご一緒できたことは少し頭を整理して後ほどブログに書かせていただきます。
今日はそのご縁の発信元の監督に誘われて
「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」の撮影に使われた
由緒ある古いお家に連れて行っていただいたことから
話させていただきます。
130年 も昔のドイツ製時計、襖、大きな戸がずらりと
並び、いろりには火が入っていました。
そこで、五藤監督の撮影時のエピソードの数々に驚きと
映画の取り持つ縁を感じながらお話を伺っていました。
すると、突然「お父さんはお元気ですか」と古い家主の奥様が
私に話しかけてくださり、
ご主人様も「俺は若いころに大橋さんと・・・。」と父とのご自分の思いでを少し語りはじめました。
すると、私の心は何となくほころび、弾むのです。
この嬉しさをどう表現したらいいでしょうか
またこちらにお邪魔する前に
大桃美代子さんをお迎えしての
そば作り体験。これについても後日ブログに。
そのそば作りをお願いしたK さんも
父のことを懐かしく思いだしてくださいました。
「大きい方で何をやってもかなわんかった」と在りし日の学生時代を振り返って
懐かしそうに話してくださるそば作り名人は83歳。
父も生きていたら86歳。
まわりまわって、つながって忘れてかけていた父が
ふーっと空から舞い降り、
「礼子、今日は楽しい会だな。俺も見ていると楽しいぞ・・・・・・。」
聞こえてきました。
「あったてんがない」ではじまる
栃尾と栃尾の油揚げの素敵な動画をぜひご覧ください。
2016年2月12日金曜日
しみわたりの朝
朝陽が昇りはじめたころに
私は歩きます。
いつもとコースを変えたのは途中の脇道からこぼれる
オレンジ色映る、家並みがとても綺麗だったからです。
刈谷田川べりの雪を踏むと固い。
今日はしみわたりが出来ると心を弾ませ、川岸に下りたのです。
そして、このまま、しみわたりをしながら通勤できるのかと
思い込み、歩きました。
でも、そうはいきませんでした。当たり前です。
橋の下には雪があるはずありませんから。
いつもの道に上がり、堤防を歩くと
今度は鷺に出会いました。
金沢橋手前で、対岸をみると、遠くに
私が15年通った石段が見えました。
石段の手前には「ころり地蔵様」が見えます。
このお地蔵様には大変ご厄介になったことを思い出しました。
ひとつ、どうか私に子供を授けてください。
ひとつ、どうか父の願いが叶いますように。
と大好きなお茶を絶って、毎日願ったことを
懐かしく思いだしました。
ひとつ目は叶いました。ふたつ目は叶いませんでした。
でも、このふたつ目が叶わなかったから
今、豆撰で働くことが出来たのです。
2016年2月11日木曜日
栃尾っ子の自慢のひとつになればいいと願う
先週の職場訪問から
お昼からお日様が射し
豆撰の前に活気が感じられます。
親子連れのお客様は
熱心に
東小学校3年生の豆撰新聞を読んでいます。
一人一人が題をつけて書いた新聞です。
「豆せんのキャラクターとは」
豆せんのキャラクターは、豆すけで、キツネは、油あげがだいすきで、
豆せんのキャラクターになったそうです。
こんど、キツネにあったら油あげをあげてみては。
「はたらく人は」
あぶらげをあげる人、くしにぶっさす人。
あぶらあげのくふう
120どから180どまでのねつのあつさであげる。
二度あげる。5時からあげ始める。
売れる日
休みの日うれる。
「豆撰のひみつ」
オリジナルのタレを使っています。みそもあります。!
いろんなとうにゅうがあります。プリンもあります。
「豆撰のこだわり」
豆撰のあぶらあげはとちおの大豆が使われています。
なましぼりせいほうで大豆ほんらいのあまみを
出しおいしくあげています。・・・・
だから、中はふわふわ外はパリパリにしあがっています。
豆撰さんはとてもこだわっているのでとてもおいしかった。
「豆撰のあぶらあげはとてもおいしいので食べてみてください。
まるで豆撰の応援部隊です。
なかでも、栃尾で作った豆の油揚げは栃尾っ子にとっては
数倍、数百倍おいしく感じたようです。
この子らが巣立つ日
この子らが戻ってくる日のことを
想像すると
目頭があつくなります。
2016年2月10日水曜日
マンサクの花を思い出して
FBお友達のブログを拝見しました。
マンサクの花について綴られた想いが私の心に響きました。
そして、私自身も遠い記憶をたどることになりました。
10年前の春
まだ残雪の多い守門岳の山開き前のことです。
夜が明けないうちに
夫とふたりで出かけました。
登りはじめは、最高の空気を吸い、渓流の音と野鳥のささやきに
心が躍りました。ほんのひとときですが
父の病も忘れ、登りました。
しばらくすると
残雪の道が続きました。雪の上を歩くのですから
林道は 尾根を歩くようです。
遠くに見える山々の美しいこと。この美しさには100名山も200名山もありません。
ようやく、登りきると
笹やぶの中に混じって咲く花「マンサク」に出会うのです。
春一番に咲く花だと夫が教えてくれました。
雪の中で咲くこの花をみつめながら
「生きてほしい」と 願いました。
それから、大岳頂上で朝ごはんのおにぎりを食べ、
途中で汲んできた清水を沸し、コーヒーを入れました。
一息つく暇もなく下山。
「じいちゃん 、ごめんね遅くなって。今ね守門山に登ってきた」と私。
「何時に登ったんだ、こんげんはやく戻ってきて、ごうぎだなお前たちは」と父の言葉。
何時だったでしょうか?9時か10時ころだったような気がします。
父の言葉には続きがあったのではと今振り返っています。
「俺のために、はよう起きて、急いで帰ってきてくれてありがとう」といいたかったのではと・・・・・・。
あの日に見つけたマンサクの花を
思い出しました。
Nさん、素敵なブログをありがとうございました。
、
マンサクの花について綴られた想いが私の心に響きました。
そして、私自身も遠い記憶をたどることになりました。
10年前の春
まだ残雪の多い守門岳の山開き前のことです。
夜が明けないうちに
夫とふたりで出かけました。
登りはじめは、最高の空気を吸い、渓流の音と野鳥のささやきに
心が躍りました。ほんのひとときですが
父の病も忘れ、登りました。
しばらくすると
残雪の道が続きました。雪の上を歩くのですから
林道は 尾根を歩くようです。
遠くに見える山々の美しいこと。この美しさには100名山も200名山もありません。
ようやく、登りきると
笹やぶの中に混じって咲く花「マンサク」に出会うのです。
春一番に咲く花だと夫が教えてくれました。
雪の中で咲くこの花をみつめながら
「生きてほしい」と 願いました。
それから、大岳頂上で朝ごはんのおにぎりを食べ、
途中で汲んできた清水を沸し、コーヒーを入れました。
一息つく暇もなく下山。
「じいちゃん 、ごめんね遅くなって。今ね守門山に登ってきた」と私。
「何時に登ったんだ、こんげんはやく戻ってきて、ごうぎだなお前たちは」と父の言葉。
何時だったでしょうか?9時か10時ころだったような気がします。
父の言葉には続きがあったのではと今振り返っています。
「俺のために、はよう起きて、急いで帰ってきてくれてありがとう」といいたかったのではと・・・・・・。
あの日に見つけたマンサクの花を
思い出しました。
Nさん、素敵なブログをありがとうございました。
、
2016年2月9日火曜日
栃尾に行って見たいわ…と言い続けたのに
訃報のお知らせが届く。
愕然とする。
お子様に恵まれなかったご夫婦でした。
私のことを、まるでご自分たちのこどものように
「多田さん、ちょっと待って、主人がお話したいそうだから・・・・・・」
「家内が多田さんと話がしたいから・・・・・・」と
順番に電話口に出るのです。
とても優しい方でした。
私が大きな失敗をした時
「申し訳ございませんでした」と
お電話したら
「誰でも間違いはあるものよ。大丈夫よ」と言ってくださったのは
今から20年前のこと。
「東京は空気が悪のよ、多田さん、新潟は空気が美味しいでしょ
今度、必ず新潟にいくわよ
ねえ、多田さん東京に来たら、うちに寄ってください。」
今もAさんの優しい声が聞こえてきます。
昨年末にお電話がなくて、どうしたのかしらと
気になっていました。
まさかの旦那様からの連絡に
涙がこぼれます。
油揚げ、お豆腐、納豆、お豆を美味しい美味しいと
ご注文いただきました。
昔は高校の先生をなさっていたようです。
時々お出しする「お元気ですか」の私のお便りを読まれると
必ず褒めてくださいました。
「多田さん偉いわよ、今回のお便り一番よかったわ」と
お便りが届くとすぐお電話をくださいました。
私はこどもであり、Aさんの生徒だったのでしょう。
生徒は褒められたら、素直に嬉しいと思いました。
ありがとうございました。
Aさんにお会いできなくてとても残念でした。
旦那様もお体の具合いがよくないらしい。
今度、東京に行ったらお伺いしてみようかと思っています。
愕然とする。
お子様に恵まれなかったご夫婦でした。
私のことを、まるでご自分たちのこどものように
「多田さん、ちょっと待って、主人がお話したいそうだから・・・・・・」
「家内が多田さんと話がしたいから・・・・・・」と
順番に電話口に出るのです。
とても優しい方でした。
私が大きな失敗をした時
「申し訳ございませんでした」と
お電話したら
「誰でも間違いはあるものよ。大丈夫よ」と言ってくださったのは
今から20年前のこと。
「東京は空気が悪のよ、多田さん、新潟は空気が美味しいでしょ
今度、必ず新潟にいくわよ
ねえ、多田さん東京に来たら、うちに寄ってください。」
今もAさんの優しい声が聞こえてきます。
昨年末にお電話がなくて、どうしたのかしらと
気になっていました。
まさかの旦那様からの連絡に
涙がこぼれます。
油揚げ、お豆腐、納豆、お豆を美味しい美味しいと
ご注文いただきました。
昔は高校の先生をなさっていたようです。
時々お出しする「お元気ですか」の私のお便りを読まれると
必ず褒めてくださいました。
「多田さん偉いわよ、今回のお便り一番よかったわ」と
お便りが届くとすぐお電話をくださいました。
私はこどもであり、Aさんの生徒だったのでしょう。
生徒は褒められたら、素直に嬉しいと思いました。
ありがとうございました。
Aさんにお会いできなくてとても残念でした。
旦那様もお体の具合いがよくないらしい。
今度、東京に行ったらお伺いしてみようかと思っています。
2016年2月7日日曜日
人生の一椀
広島への出張は新幹線の長旅です。
栃尾を朝5時半に出発して新幹線の乗り継ぎです。
広島駅に着いたのは12時半。
駅ビルの中で昼食をとり
時間がないので、今回はタクシーを使いました。
10分前に会場へたどり着くと席が数少ないではありませんか、
前の席はとても無理。
転寝なんかして、見つかったら取引中止になるやもしれないと
中ほどの背の高い人の後ろを見つけ、ここなら大丈夫と席を決めました。
内容はいつもの通りですが
一番よかったのは、お偉いさんの話が非常に短く
すぐに内容に入れたことです。
耳の痛い話ばかりです。
豆撰に置き換え、改善しなければならないところが結構ありました。
衛生面はもちろん個人情報など、ニュースで世間を騒がせていることを交えての注意、指導でした。
2時間の会議を無事終了時計は4時をまわりそう、
会議場から10分くらい歩くと広島城が見えました。
たしか去年も来たようだが・・・・・・と
思いながら入場券を買い求め、天守閣に上り
一年前の記憶をたどる私。
昔のことは覚えているのですが最近の記憶は定かでない。
その場所に到着してから思い出すのです。
これが加齢と言うものだろうと一緒に同行してもらった夫と笑いながら歩きました。
去年、娘と一緒に回った原爆ドーム、資料館は
心もからだも凍てつく写真の数々を再度見る勇気はありません。
ということで、去年娘と食べた美味しいお店を探し。
ありました!ありました!見つけました?
ガガーン!なんでこうなるの。定休日。
仕方なく、美味しそうな店を探しあて・・・・・・。
こじんまりとした部屋に通され、広島ならではのものをいただき
大満足。さあ、帰りましょう。
なんだか、変。お腹が・・・。
「お父さん、やっぱりあたったかも」
「フライと蒸してあったからいいと思ったけど・・・・・・」
危機一髪、セブンイレブンに直行、やれやれ、ふたたび
「ダメ」と駆け足でホテルに、もちろんロビーのトイレにまっしぐら。
やっぱり、私には牡蠣はダメだった。
娘に牡蠣にあたったことをメールすると「お父さんが?」と返信
「お母さんよ」と私。
「なんで?バカじゃない、あれほどダメだと知っていてなんで食べたの」
と叱られる。ええ、ええ、私は懲りない女です。
翌日は、治りました。これまた 回復力の速さに我ながらびっくり。
そして朝早くに宮島に向いました。
去年のような、おごそかな儀式はなく
宮司さんや巫女さんがあわただしくお掃除をしていました。
それから夫は牡蠣の食べ歩きを重ね、私は黙ってついて回りました。
広島を後に
また長い新幹線の旅。
そこで読みはじめた本「 人生の一椀」
旅の名所の数々以上に、この旅の中で一番感動したのは
この本の「 人生の一椀」でした。
美味しいものとは想い出の中に存在することを
知らせてくれた、栃尾の油揚げつくりも想い出の中で美味しいと思ってもらえたら、どんなにいいだろうかと・・・・・・。
この本を届けてくれた友に感謝しながら
新幹線の旅を終えました。
この本については
全部読み終わったらブログに書きましょう。
2016年2月1日月曜日
2月ふるさと割のご案内
お正月を迎えたばかりと思っていたら
もう1年間の12分の一が過ぎてしまいました。
ぎょぎょ、なんて早いのでしょうか?
この調子で毎日が過ぎてしまったら
私はあっという間に、女性版浦島太郎になってしまいそう ?
その前に竜宮城に行かねばならない。
さて、さて、私の竜宮城はどこにあるのだろうか・・・・・・。
昨年9月からはじまった、国の事業「ふるさと割」も
この2月で最終です。
豆撰では一番人気商品「ありがとうプリンミックス」
栃尾産新豆で作った油揚げにかぐら南蛮みそと昔ながらの煮豆を組み合わせた
「とちお産油揚げ&かぐら&煮豆」
栃尾で作る笹団子と新豆栃尾の油揚げ「ふるさとセット」
を取り揃えました。
ご家庭に、贈り物にいかがでしょうか
もう1年間の12分の一が過ぎてしまいました。
ぎょぎょ、なんて早いのでしょうか?
この調子で毎日が過ぎてしまったら
私はあっという間に、女性版浦島太郎になってしまいそう ?
その前に竜宮城に行かねばならない。
さて、さて、私の竜宮城はどこにあるのだろうか・・・・・・。
昨年9月からはじまった、国の事業「ふるさと割」も
この2月で最終です。
豆撰では一番人気商品「ありがとうプリンミックス」
栃尾産新豆で作った油揚げにかぐら南蛮みそと昔ながらの煮豆を組み合わせた
「とちお産油揚げ&かぐら&煮豆」
栃尾で作る笹団子と新豆栃尾の油揚げ「ふるさとセット」
を取り揃えました。
ご家庭に、贈り物にいかがでしょうか
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