2016年3月8日火曜日

「ゆめはるか」から

長岡アジア祭の二日目は
五藤利弘監督作品「ゆめはるか」

この映画は私には、とても想い出深い映画です。
そして、4回目の「ゆめはるか」を観ることができました。
以前にもこの映画についてブログを書いたことがあります。
今回はその時から1年半近く過ぎています。
その1年半の間に
私は友人を失い、私のことを子供のように思ってくだ
さった方を失いました。お友達に願望のお孫さんも
生まれました。たった1年半の間にも
命が誕生したり、消えたりします。
生きていればこその悲しみと喜びを味合うことが
出来るとつくづく思います。

そんな日々を過ごしてからの「ゆめはるか」は
以前に観た「ゆめはるか」とは違って、なんだかゆとりの
心で再度観ることができました。

今回はセリフの中に「何」が言いたいのだろうかと

考えながら進む映像を追っかけたり、
追い越したりしていました。

縁があって私の娘と娘の友達が写真として
映画のスクリーンに映し出されるシーンがあるのです。
その一枚の写真をみると
以前は亡くなった娘の友達がかわいそうでかわいそうで
なりませんでした。

でも、今回はその私にとって想い出のシーンに涙は
ありませんでした。
「生まれてきてよかったね 」という気持ちに変化していました。

短い命でも「生まれてきてくれて、ありがとう」とご両親は
思っておられるのではないだろうかと・・・・・。

五藤監督の亡くなられたお母さんの描かれた絵が
ナースステーションに飾られて、映像で写されています。
お母さんはもしかしてこの映画の中の「未来」の気持ちで
絵を描き、逝ったのだろうか・・・・・・。

ひとつひとつ丁寧に観ていくと
映画の中には「あなたに会えてよかった」のサブタイトル
を勝手に作る私です。
そして、
この映画のあとに知った私の心臓の音。
少し手入れが必要とお医者さんに言われました。
小さな、簡単な治療です。
お医者様は「治りますから」と明るく、優しく私に言って
くださいました。
せっかく、神様が治りますと言ってくれたのです。
私のこれからの人生
さあ、どの道を歩きましょうか
少しゆっくりと歩こうかな?
と刈谷田川沿いを歩き豆撰にたどり着きました。






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