GWがスタートしました。
たくさんのお客様で賑わい、豆撰も大忙しです。
この活気は水を得た魚のように、私もぴんぴんはねて
荷物つくりや接待のお手伝いをします。
さて、
仕事も一段落したので母を見舞うことにしました。
妹と一緒です。5時半を回っていました。
母の病室は四人部屋です。入り口に立つと、いい匂いがします。
入り口のおふたりのお夕飯の匂いです。
母はこの匂いを感じるのだろうかとふと立ち止まってしまいました。
そして、
母のお得意料理が浮かんできます。
甘しょっぱく煮つけたあぶらげに酢飯を詰めた、大きなあぶらげ寿司は
大きなお皿にいっぱい並べらます。
私達子供はそのあぶらげ寿司のはしっこ狙いをよくしたものです。
こし餡で作るおはぎも大きなお皿に並べられました。
どちらも、私にとっては母の味でした。
時々、母を真似て作りますが、母の味とは違うようです。
病室で横たわり、起き上がることも叶わなくなった母を見ながら
「仕方ないね、仕方ないよ」と足と手をさすりながら
呪文のように仕方ないを唱える妹と私です。
そして、帰り際で妹は決まってこういうのです。
「もう少し頑張ってくださいよ。また明日きますから・・・・・・」と。
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