2020年10月13日火曜日

生きるぼくら

 


感謝祭後に一気に読んだ原田マハさんの「生きるぼくら」

舞台は東京での「いじめ」からはじまる。いじめにあう主人公の

名前は「人生」。じんせいと読みます。

そして舞台は蓼科に変わります。

人生は一枚の年賀状を頼りに蓼科に向かう

序盤の暗くて陰湿な空気から何かが違ってきます。

ページをめくるたびに涙があふれて文字が揺れ動きます。

でもそれは感動の涙です。

人生のばあちゃんはだんだん認知症になっていきます。

ここでは実母と重なり切なくなります。

そして、米作りを通して、それも自然農法で作る米作りは

ひきこもりの人生を立ち直らせる。父の母の愛をかみしめる。

良き仲間と出逢え、助け合うことがどんなに大切かを訴える。

最初から最後まで涙腺が緩むあったかい小説に感謝感激でした。

 

きっと、一枚の絵「緑響く」から「生きるぼくら」が誕生したのでは

ないだろうか。

この一枚を見に信濃美術館に行きたいと思いました。

本を読み、絵を見て、自然を愛でる日常に生きていてよかったと思いながら

今日はブログを書きました。

 

 


 



 

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