2019年3月6日水曜日

懐かしい味を作り続けて・・・豆撰の味!





栃尾の油揚げを作り続けると同時に
私は母の作ってくれた料理をいつも懐かしく思い出していました。
母のご自慢は「大きなでっかい栃尾のあぶらげ寿司 」と
「みがき鰊と油揚げの煮つけ」でした。
昭和29年生まれの私。
もちろんスーパーもない時代です。魚や肉を毎日食べている今とは大違いです。
だからこそ、母の手作りの味は忘れられないのです。
大きくて固い鰹節削りは父の仕事。小さな私が削ると粉々になりました。
父の大きな手が私の小さな手をつかみ、削り方を教えてくれるのです。
母の作るあぶらげ寿司は鰹節の出汁がきいて、甘くてじゅわーっとしみ込んで
それはそれはたまらない美味しさでした。
鰊と油揚げの煮つけも母の味です。
豆撰の油揚げを食べてもらいたい想いの根底にあるものは
懐かしい母の味を伝えること、伝えたかったのです。

懐かしい味は豆撰の味となっています。 



0 件のコメント: