2024年3月17日日曜日

一月遅れの雛飾り



栃尾の雛飾りは旧暦の4月3日です。1日早く仕舞うと娘は早くお嫁に行けると祖母から伝え聞いている。実家には瀬戸の焼き物の雛壇があった。みかん箱くらいの大きさの桐箱に入っていた。明治からあったのかその前だろうか?私が幼少の時には鼻がかけたりしていて、まともな雛人形はなかったような気がする。その代わり熊にまたがって、マサカリを担いだ金太郎さんなどの飾り物があった。

小さなひなたちだったが箱から取り出し、箱を台にして赤いちりめんを敷いて、ひとつひとつ丁寧に並べた記憶がある。10歳違いの叔母と妹と一緒に並べた。叔母がお嫁に行き、祖母が亡くなり

いつのまにか小さな雛壇は物置に隠れてしまった。

私も家を離れ娘と一緒に飾った昭和の雛人は平成の水害で流されてしまった。

今日飾った雛人形はお友達から頂いた手作りの雛達です。もうひと組頂いた雛人形はイタリアに送ってあります。娘から写真が送られてきました。

孫がお嫁に行くのはいつかしら、まだ6歳だから、後20年はかかりそう。私は生きていたら90歳。この小さな雛達をそれまで飾れますように!

日日是好日

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