2024年3月25日月曜日

春らんまんを楽しむ






ウオーキングをかねて、雪国植物園に友とふたりで出かけた。
咲き始めたばかりの山桜、雪割草、ショウジョウバカマ、ナニワズ、キンセンカ、マンサクを見つけて喜ぶが、なかなか妖精たちの名前が出てこない。つい最近まではスラスラ言えたのに。ナニワズの名前は初めて知る。Googleで検索で。ところが一歩歩いた途端に「なんていう名前だったかしら」と認知症予備軍のふたり。浪速屋の柿の種を思い出し妹の名前の一字の「ず」をつける。ということにする。なんとか覚えたようだ。新しく覚えるのは、思い出すよりも難しい。これが古希への道かと少々自分にがっかりする。
水分補給にベンチを見つけて腰をおろす。片手に持っていたスマホをベンチに置き、水を飲む。ゆっくりと花を愛でながらの散策はそれほど喉も渇かない。行き交う人たちは、私たちの2倍速で通りすぎていく。「本当にいけるかしら?私たち」と
10月のアンナプルナトレッキングツアーのために新調したトレッキングシューズを見つめ、老人は形から先に入っているのであると自嘲する。森へ招待してくれたのは花ばかりではない。野鳥の共演もまた楽しからず。と歩き出したが「スマホがない」、水を飲んでベンチにおき忘れたことに気づく。とその声に反応して、旅人の男性が「案内所に預けてきましたよ」やれやれまたやってしまった。どうしてこうなるのだろう。これは認知ではない若い時からの習性である。さて、そろそろ帰りましょうか。なんだか変だ。朝起きた時から喉が痛かったのだが悪化したようだ。これは大変と家に戻ってすぐに一袋しかないパブロンを飲み、爆睡。夕飯まじかに、スマホで焼肉のタレの作り方を夫に、友には野菜を切るようにお願いする。夫曰く俺たちにもスマホで指示するのかと笑っていた。
養生は成功。焼肉は美味しかった。友よ、夫よ後片付けは頼む。
日日是好日

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