2013年12月14日土曜日

日本茶の香りは

毎日、朝と晩に食事のあとで必ず煎茶を飲みます。
母中心のお茶屋をその昔営んでおりましたが
父70歳を機にお店を締めました。

その前から、時々店を休業しては、母を連れて、ドライブを楽しんでいました。
おにぎりとお茶を水筒に詰めて。どこでも、車を止めて食事ができるから、これが一番いいと言っていました。
父は最後の入院になるであろうと察してか、入院する日の朝「栃尾の街を一周してくれ」と私に頼みました。父の目には74年の日々が栃尾の景色に映し出され、走馬灯のように
次から次へと心に浮かんできたのでしょう。
私は運転して、母は黙って車の後部席に座っていました。
昨日、お歳暮だよと届いた、日本茶をいただき
亡き父を思い出しました。
日本茶だから「想い」を感じることが出来ました。私の心の香りかもしれません。

0 件のコメント: