2015年10月19日月曜日

友とゆったりふたり旅

















遠くの山の下に雲海が広がる朝、小出の手前上条から只見線に乗って
気の合う友とふたりでローカル線の旅をする。
途中JRバスに一回乗り換える(路線工事のため)が後はゆったりと渓谷を見ながら
ビールを少しいただき、のんびりと語いを楽しむ。ほとんど無人駅である。
列車に乗ってから自己申告で切符を買う。改札口に切符の受取人もいない。
まるで別世界のようなのどかで、平和な空間である。
毎日仕事に追われている自分がおかしいとさえ思える。
列車が止まる旅に、窓の外で手を降る農夫。カメラを向けている観光客もいる。
鉄橋だ鉄橋だ楽しいなと歌う童謡を思い出す風景。
只見線で会津若松まで行くことができるのだが、帰りは只見止まりのため、会津柳津を最終に決める。SLが駅に展示されていた。
古いお寺までは10分。紅葉が綺麗だった。あわ饅頭を買って帰る。
夕日に照らされた車窓の景色は
朝と違い、日の暮れる速さが、ふたりを淋しくさせる。
この景色の先にふたりは近づいている冬をイメージしてしまう。
雪国の少女?である。
楽しい旅も、終わりに近づく。只見に着いたら、待ち時間が2時間ある。
温泉に入り夕食をとり、おしゃべりはつきない。
その後上条へ戻り、待っていたのは私の車一台だけ。
夜道を走らせ我が家に到着する。
新幹線の旅と違い、車窓から見ると自然は最高の癒しの贈りものになった。
階段のない駅、線路は二本。途中から線路は一本。
便利でないことがこんなに、人を幸せにしてくれる。
また来ようねと約束して、友とわかれる。
ぶらり、のんびりは最高だった。

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