2016年6月15日水曜日

突然のお見合い劇

姉ちゃんの二度目の般若顔について、姉ちゃんのお見合いの日でした。
お見合い行きたくなかった姉ちゃんに、おばば(祖母のこと)は
いつまでも、この家にいられないのだからとこんこんと説教をしていたことを覚えています。
この時、妹は7歳でした。
妹の誕生で、ことあるごとに跡取りという肩書きをいただき、
ちょっと妹や姉ちゃんと違う宿命なんだと感じていました。
さておき、嫌々ながらお見合いに強制連行させられた姉ちゃんが
帰ってきたのです。玄関の戸は勿論、ハイヒールを脱ぐ時の音までけたたましく
「怒り」の狂想曲。私の顔を見るなり
「駄目、駄目、靴がコンゲンでっこいんだよ、絶対嫌だ、礼子ちゃんだって嫌に決まっている」と
その形相は般若顔でした。靴が大きいというのは背が高いということで、
何も般若になるほどのことではないはず、私はここで笑ってしまったのです。
これは大きな失敗でした。般若の面は大きくなり、私を睨み威嚇するのでした。


般若顔になるほどのお見合い相手と、この事件から1年後に姉ちゃんは、結婚したのです。
なぜか、それには悲しくて辛い諸事情があったのです。この諸事情の続きは後日・・・・・・。

6月20日の命日までは、あと6日です。姉ちゃんとの楽しくて、心がほっとする
想い出を思い出しながら書きたいと思っています。
しばらく、お付き合いをお願いします。


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