2016年1月14日木曜日

フランス映画「エール」を観て

久しぶりのフランス映画。
最近はほとんど外国映画を観ていません。
特にフランス映画は何十年ぶりだったでしょうか
家族愛と農業王国フランスならではの演出に
気張らない感動が伝わる。特に牛のむれ、牛の
出産、チーズ作りの映像はあったかい日常が伝わり
ほんわりとした気持ちにさせてくれる。
聾唖者の夫婦から生まれた少女には全く悲愴感がない。
それでも家族のために
オーデションを受けることをあきらめようとする。
あきらめさせないために、ボーイフレンドと先生は
力を尽くす。
父親の気持ちはとても心に響く。聞こえない娘の歌を
彼女の声帯にに手をあて聴くシーンはジーンとくる。
時々、喜劇的な会話もあり、私は笑う。
このシーンでも日本人は笑わないのかと
国民性?の違いを感じる。日本はやはりサムライの国なのか?
外国人の婿殿がいると
映画の中のハグも、あまり違和感はないが
一緒に観た友達には国の違いを感じたようです。
この映画が教えてくれたのは何か
それは日常だったような気がします。
障害者というイメージも感じさせない。
そこが一番いい。ほっこりと癒される日常の愛は
大物俳優人を揃えなくても、伝わる。
頬を伝わる涙は嬉し涙であった。
心が温まり、前向きになる映画だった。




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