2019年2月11日月曜日

2枚の写真に心が躍るようでした





栃尾の冬とは思えない太陽が我が家のリビングを燦燦と照らしてた日。
東京からわざわざ豆撰と栃尾の写真を撮りに来てくださった
栃尾生まれの方をお迎えした日です。
日が落ちる前の一枚を見せていただく
カメラを覗くと画像は小さいのに
まるで映画「風にたつライオン」をスクリーンで見たような感動でした。
私の生まれたこの町がとてもいとおしく
この大地に育んだ大豆で栃尾の油揚げを作っていることがとてもうれしくなりました。

夕暮れ時、刈谷田川のほとりに灯りがともる。
白の世界が青の世界に変わって神秘的です。
そして、幼少のころを思い出す。
この灯りの中には、ばあちゃんと父ちゃん、母ちゃんが見えます。
姉ちゃんと小さな妹も一緒に、まるいちゃぶ台を囲んでいる。
素敵な栃尾の写真に昔が映っていました。
             
       写真撮影は 中沢賢治さんです。

2019年2月9日土曜日

太い箸と技と心











寒い雨の日が続いたその合間のある日
お日様が工場の締め切った窓ガラスに射し込む。
栃尾の油揚げがきらきら輝き踊る。スタッフの顔は凛とした真剣なまなざし。



油揚げ作りは繊細で地道な仕事です。
その日の気温、水温、湿度に
職人は気を配って豆を浸し、豆をつぶし、
凝固させ、「生地を切る」

この工程が豆撰の栃尾の油揚げの一枚一枚の出来上が
そして「揚げる」
毎日お天気が変わるよう投稿油揚げの生地も毎日変わる。
その変化を見極めて、じっと見つめて
この時、この瞬間に大きな太い箸で
油揚げを何回も返していく。

地道な作業ですが真剣な目を持たないと
美味しい豆撰の栃尾の油揚げはできません。

太い箸に作り手の気持ちが込められています。

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2019年2月4日月曜日

母の手のように優しく






豆撰の栃尾の油揚げ作りは
人の手によって作られています。

生搾り豆乳に、にがりを加え、凝固させます。
それを、無数の穴の開いた栃尾の油揚げの型箱に流し込み
水分を抜きます。
ほどよく水分の抜けた栃尾の油揚げの生地は
水槽に入れられ、あく抜きをします。

この時一番必要とされるのは五感です。

水槽に入った時の大豆の甘い香りはその日の出来上がりの良し悪しがわかります。
工場内の室温と水槽の温度を肌で感じます。
湿度の変化から空気の音も毎日違ってきます。
もちろん、形や重さもいつもと同じかどうか確認しなければなりません。

水槽の中の大きな生地はとても柔らかです。
研ぎ澄まされた五感を使って、手で生地をすくいます。
その手は、まるで生まれたばかりの赤ちゃんを
そっとそっと優しく優しく抱きかかえるように
水槽からすだれに移します。
そして、
5本の指と手のひらを上手に使って一枚一枚を並べます。
水槽から取り出し、すだれに全部並べる動作は
母の愛情と同じです。

この生地切りのスタッフはベテランお母さんの仕事です。
そのベテランお母さんの仲間入りをはじめたのは
まだ若い男性スタッフです。
ぎこちなかった手がお母さんの手に近づいてきています。

機械化されていない豆撰の栃尾の油揚げの技は
見て、真似て自分たちで感じることだと思っています。

私もベテランスタッフも若いスタッフも
母の優しい手で育てられました。
母の手を思い出しながら、私たちは栃尾の油揚げを
作っています。

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大豆の搾り方で栃尾の油あげの味が変わります。



栃尾の豆を漬ける
前日の仕込みです 





生搾りのおからはさらさらです




大豆の皮を完全に除去した豆(豆乳の元)


大豆の搾り方で栃尾の油あげの味が変わります。
豆の皮には大豆特有のえぐみがあります。
大豆を煮てから豆乳とおからにわけるとそのえぐみが豆乳に入ってしまいます。
大豆を煮る前に搾り豆乳とおからに分ける(生搾り)と
えぐみのない本当の大豆の香りと味を楽しむことができます。豆撰はこの生搾り製法で栃尾の油揚げを作っています。


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2019年1月30日水曜日

重いよ重いよどっこいしょ




栃尾の油揚げ作りの仕事はいろいろです。
工場に限らず豆撰の仕事は力持ちでないとつとまりません。



工場の中を切り盛りしているベテランスタッフは
出来上がった栃尾の油揚げが30枚入るへぎを3段軽々持ちます。
20歳の新人にとっては、このへぎを3段つまり90枚を持ち上げることは難儀です。
でも一年も過ぎれば、力持ちになります。

若者も中年も私も
スマホ時代に突入し、軽いものを便利に使う時代です。
でも、重いものには想いがいっぱい詰まっていると思う
のです。 
 
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2019年1月26日土曜日

人と人をつなぐ






お問い合わせのメールが届きました。

豆撰の栃尾油揚げを定期的に購入している方で栃尾の油揚げでおいなりさんが作れないでしょうか?
という内容でした。
その方のお名前で検索してみましたが
豆撰のリストには見当たりませんでした。
直接ではなくスーパー さんにお買い求めいただいているのかもしれないと
メール質問の回答とともにお客様にどこでご購入でしょうかとお聞きしました。
その結果
豆撰のお得意様からの紹介と知りました。
いつも豆撰を見守り、応援していただいている方でした。
それから
「豆撰さんの油揚げは、今のところ海老名市のマルイファミリー海老名さんで10枚づつ取り寄せてもらって冷凍保存しています。
なぜ厚木で栃尾揚げ?とお客さまにもよく聞かれるのですが。
栃尾揚げと豆撰さんの事は、海老名の・・・・・
から教えて貰った・・・と言うか、あまりに・・・さんが美味しい美味しいと云うので、食べてみたら本当に(失礼!)美味しかったので導入させていただきました。マルイファミリーさんで扱ってるのも・・・さん情報で知りました」と
とても丁寧なお返事をいただきました。
嬉しくて、すぐに社長、スタッフに話しました。
美味しいものが遠いところでつながっていると思うと
寒い雪の季節で働く張り合いをいただきます。
今日も明日も頑張ろうと思うのです・・・・・・。





 




2019年1月24日木曜日

学問の神様「来伝天神」合格祈願 






学問の神様として知られる菅原道真公を祀る来伝天神で合格祈願を行う祭礼があります。
 栃尾の菅原神社の由来は、遠い昔、激しい降雷があったことからこの地を雷傳(現在の来伝)といい、雷は道真公の化神とされていることから道真信仰の地になったと伝わります。
 毎年、全国から受験生やご家族などの合格祈願の参拝が絶えません。
遠くから合格祈願に多くの参拝客が訪れます。
清めた石に合格、GO、などの文字を書き納めます。
御札や絵馬もあります。
今年受験を控えておられる、お子様、お孫様に
「合格油揚げセット」はいかがでしょうか。
油揚げは縁起かつぎの「揚げ (上がる)」です。
そして、菅原神社様からご祈祷された合格祈願のお守りと一緒にお届けいたします。お申し込みはこちら