2016年8月11日木曜日

お墓のお掃除に

都会と違って、我が家も実家の墓地も
少し小高い森の中にあります。
お寺の境内とは違いますので、それぞれの家でお墓の掃除をします。
そこで、今朝実家のお墓掃除に夫と行ってきました。
顔なじみのご近所の方と朝のご挨拶を交わしながら
世間話をしていると
「おまさんとこは2件分だかの?」と尋ねられ
「今まで、分家のじいちゃんから本家のお墓を何十年もしてもらっていたけんの
私たちが生きているうちは、お返しと思っています」と話すと
なんと、
「そうだの、おれんとこは3件分だて・・・・・・」と
おっしゃいました。東京に出て行ってしまった先祖の兄弟のお墓だそうです。
こんな会話をしながら
亡き父、祖母、妹達の事を思い出しながら、石を磨き
ちょっぴり寂しい気持ちになっていました。
だんだん手が疲れてくると、
「じいちゃんはいい娘をふたりもっていかったの、こうしてお掃除してもらえてさ」
お墓の中の父
「ほんに、いかった」
私「だどもさ、私はどうするがあろうね、娘はアメリカじゃあね?」
亡き父「仕方ないこって、時代だがんに」
私「まあいいっか、仕方ないね」
こうして亡き父との会話は私のくどき話で終わったのです。
でも、私にとって
年に一度のお墓詣りは、あの世に行ってしまった人達の魂と本当に会話できる
貴重な時間なのです。

さあ、これでよし13日に妹夫婦とじいちゃんの宝の孫が迎えに来るからね……。


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