2016年8月6日土曜日

神様のカルテが届きました。

神様って
どこに存在するのでしょうか

この映画「神様のカルテ」を観終わると
私の心の中に神様みたいなきもちがふわっと降りてきました。

毎日毎日91歳の義父母は決まった時間に起床し、時計のように活動するのです。
それに合わせて、37年間毎朝家族一緒に朝食をとります。
この毎朝は私のストレスなのです。休みの時くらい朝食時間がずれてもいいんじゃないか。ああ、この人たちはいくつまで生きるのだろうか?と悪魔が囁くのです。

今、私は風邪をひいています。
ばあちゃんが早く病院に行かないから、ついに私にうつってしまったと
ばあちゃんのことを心の中で恨んでいました。
それがどうしたことでしょうか

桜井翔さん演じる医師とその妻を演じる宮崎あおいさんの
生き方に感動し、末期がんで死を待つ患者役加賀まりこさんの延命治療はしないでと願い、最後は幸せを噛み締めるそのきもちに共鳴しました。
医師一止は大学病院への誘いを断って、患者の人生、終焉と向き合うことを選ぶのです。それを支える妻、看護師たち、登場する人たち全員が神様のカルテを持っていると思ったのです。この原作は読んでいませんが
なんていい脚本だろうかと思いました。
命という重いテーマなのに、悲しみはあまりなく、むしろ
優しい心に感動させられたのです。
誰も悪者を登場させない、こんなあったかい映画は久しぶりでした。
というわけで、
91歳の義母を恨んだ自分に神様のカルテが届いたというわけです。





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