2016年8月22日月曜日

弐湖の國映画祭から

 
弐湖の國映画祭は茨城県行方市文化会館で開催されました。
二本の映画を鑑賞することができました。
一本目は、長岡の映画監督五藤利弘作品「蓮花」、
この映画は何度も観ているのですが
観る時の私の年齢、私の環境、社会情勢によって
感想は変わり、今回も、私流に物語をちゃっかり創作していました。

この作品に限らないのですが五藤監督作品で感じるのは
男性目線と女性目線のふたつがシーソーのようにこっちからあっちへと
交互に変化する「もやもや」をテーマにしているような気がします。
どっちつかずの中途半端は観る側にとっては
ある時は不満であったり、ある時は優しさだったりするのです。
人間の心ほど変わりやすいものはありません。
その「もやもや」こそ、本当はだれもわからないテーマのような気がします。
そして、今回はロケ現場「西蓮寺」にて、
主人公三浦貴大さん演じる青年がタイ人「花蓮」を見つめる
大きな木の窓を発見。
この西蓮寺で偶然この木と監督は遭遇したのだろうか
この魔法の窓を発見したから脚本ができたのだろうか
ここは私にとって、とても重要なシーンだったのです。
木の窓は「夢」のような絵、恋をする乙女の気分になります。
そして、鎌倉のお友だちに
すかさずお願いをして、この窓から私たち夫婦を撮っていただきました。
今まで撮っていただいた中で一番のお気に入りとなりました。
欲を言えば映画のように、夫が向こうから窓をのぞき
のぞいた窓のところに私がいることだったのですが・・・・・。
映画と違って、私たち夫婦は結構長持ち夫婦です。
私はわが道を突っ走って
夫はその舵取りを36年以上やってきました。
熟さななかった恋人とは違って、熟しすぎたよれよれ夫婦の良さは
窓にはふたり一緒が一番似合うようです。
弐湖の國映画祭「花蓮」は私にとって大切な人生の想い出を創ってくれました。

続きは「天心」で
横山大観演じる中村獅童 さんについて書けたらいいなと思っています・・・・・・・。











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