2018年2月15日木曜日

3週間ぶりに母を見舞うしあわせ

母の入院先病棟でインフルエンザ患者が出てしまった。
そのために、3週間の面会謝絶でした。
そして、昨日ようやく母に会えました。
母は私たち姉妹のこと覚えているだろうかと
頭の中は、母に会える嬉しさと不安でいっぱいになっていました。
私より、一足早く、母の部屋の入り口にたどり着いた妹でしたが、
勢いよく後ずさりしきて
こおばった顔から「どうしたんだろうか」と言う。
私は、少しの不安が大きな不安になって病室を覗くと
母のベッドだけカーテンが回されていました。
即座に、病室に入ることはやめ、看護師さんを探し ました。
すると、熱が高かったので、インフルエンザを警戒して隔離したとのこと。
でも、今は熱も下がり、大丈夫ですと話してくれました。

それから私たちは、母に呼びかけました。
何回も何回も呼びかけても、私たちが誰だったのか思い出せないようでした。
もしかして、いえきっとそうであろうと予想はしていても
やはり、切なく悲しくなりました。
もちろん話すことはできません。

3週間という長い期間は
母のかすかな記憶を奪い、利き手の機能も奪ったようです。

無理のない程度に母を呼び続け、母の手を動かします。
すると、少し母は覚醒したようです。
口を開こうとします。手を少しだけ動かします。
このたわいもない作業に3人とも疲れてしまって、それからしばらく
母を囲み眠ってしまいました。

目が覚めた時
何と表現したらいいのでしょうか
この眠りに「やすらぎ」のようなここちよさを感じたのです。
オーバーに言えば「しあわせ」でした。



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