母の入院先病棟でインフルエンザ患者が出てしまった。
そのために、3週間の面会謝絶でした。
そして、昨日ようやく母に会えました。
母は私たち姉妹のこと覚えているだろうかと
頭の中は、母に会える嬉しさと不安でいっぱいになっていました。
私より、一足早く、母の部屋の入り口にたどり着いた妹でしたが、
勢いよく後ずさりしきて
こおばった顔から「どうしたんだろうか」と言う。
私は、少しの不安が大きな不安になって病室を覗くと
母のベッドだけカーテンが回されていました。
即座に、病室に入ることはやめ、看護師さんを探し ました。
すると、熱が高かったので、インフルエンザを警戒して隔離したとのこと。
でも、今は熱も下がり、大丈夫ですと話してくれました。
それから私たちは、母に呼びかけました。
何回も何回も呼びかけても、私たちが誰だったのか思い出せないようでした。
もしかして、いえきっとそうであろうと予想はしていても
やはり、切なく悲しくなりました。
もちろん話すことはできません。
3週間という長い期間は
母のかすかな記憶を奪い、利き手の機能も奪ったようです。
無理のない程度に母を呼び続け、母の手を動かします。
すると、少し母は覚醒したようです。
口を開こうとします。手を少しだけ動かします。
このたわいもない作業に3人とも疲れてしまって、それからしばらく
母を囲み眠ってしまいました。
目が覚めた時
何と表現したらいいのでしょうか
この眠りに「やすらぎ」のようなここちよさを感じたのです。
オーバーに言えば「しあわせ」でした。
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