昭和56年以来の大雪とニュースは言い続けています。
大きなお腹で保育園から自宅まで歩いたあの年です。
よく覚えています。娘が生まれた年ですから。
毎日、毎日降り続く雪、雪、雪・・・・・・。
保育園は小高い丘の上にあります。お寺に隣接していました。
とても広い園庭です。私の記憶では旧栃尾市の中で一番広かった。
門には大きな石塔が建ち、その門から保育園の玄関まではかなりの距離でした。
また、園庭を横切りお寺の脇道と四方八方から園児の通う道がありました。
大きなお腹を抱え、かんじきを付けて雪を踏みつけている自分を
思いだし、なんと雪国の女性は強かったのだろうと
可笑しくなります。
昭和56年の3月に娘を出産しました。
春の陽射しが差し込む病室から 眺める西谷川には雪がいっぱいで、
こっちの岸から市役所側の岸まで
わたしはまるでこどものように、雪の山を飛び跳ねて、夢想しました。
我が子を抱きしめた、あの年は
私が生きてきた63年間で一番幸せだったと振り返っています。
そして、今年も、西谷川は雪で埋め尽くされています。
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