2018年2月3日土曜日
お父さん鬼に泣き続けた娘
節分の朝、お天気です。青い空。
節分に晴れると、今年は雪も終わりに近づくと信じているおばさんです。
ところが気象情報によると、寒さは厳しく、大きな寒波が近づいているらしい。
どっちが本当かな?と思いながら
今日の定食は「油揚げロール巻き恵方巻き」に、そして恵方巻きお買い上げの方に
豆まき用の大豆をプレゼントすることにしました。
さて、お店の宣伝はここまでにして
節分と言えば鬼登場です。
保育園時代・・・・・・
保育園では本物そっくりの鬼が
金棒をふりあげ、園児の待つお遊戯室に 登場します。
「泣き虫はいないか、給食を残す子はいないか、お昼寝をしない子は
どこだと」叫びます。
お遊戯室で楽しく踊っていた子供たちは
「ふくわうち、おにはそと」と豆を鬼に向かって投げることを
前もって練習しておいたはずなのに、ビビッてしまいます。
一斉に保育士のところに集まり、泣き叫び、抱きついてきます。
懇願です。涙ぽろぽろ・・・「なかない、たべる、おひるねする」と泣きながらの
返答も一生懸命でした。
この行事ほど子供たちの信頼を100%感じ、保育士として幸せ気分を味合うことはなかったかもしれません。
そして、私はその鬼の被り物を自宅にもって帰ったある日。
にぎやかな家族団らんの夕食を終え
玄関からお父さん鬼の登場です。
娘は3歳くらいだったと思います。鬼の顔を一瞬見るなり、もう眼は開きません。
泣き叫ぶ声も声にならず、息が止まるような驚きようでした。
大粒の涙が洗面器いっぱいになるほど流れました。
お父さんは娘がかわいそうになり、すぐに
お面をとり「お父さんだよ」と優しく声をかけるけれど
お面をとった素顔のお父さんを見ても
しばらく泣き続けていました。
あれから34年が過ぎてしまいました。1年はあっという間に過ぎてしまいます。
そして、34年も本当に短く感じる今日この頃です。
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