2018年2月16日金曜日

映画の種類 はゆったりと。

ゆったりと流れる風景の中
老人がピストルで老犬を撃つ
オルガンを弾き、亡き妻の写真を鞄に詰め込む。
古い時計が何を示すのだろうか
「春にして君を想う」1991年作品。アイスランド映画を観る。
この映画が大好きですと渡されたDVD
観ているうちに、どことなく、栃尾で撮影された「モノクロームの少女」を
思わせる。
俳優たちの皺はとても深い。
なんとなく物語が進むにつれて、遠くないであろう私の未来を想像してしまう。
私の老後はどこにあるのだろうか?
ところがこの映画はどうも姥捨山的な老後を描いているわけではないようだ。
幼馴染と幼少時代過ごした故郷に想うことだった。
故郷に残された田園風景とあたり一面の花畑は
新潟の山「平標」を連想させる。
はじめてこの山を登った時、もうこれ以上歩けないと思ったけど、足元から顔をあげた瞬間に白い花があたり一面に咲いていた。
息もできないほど呼吸は乱れていたのに、サッサと足が進む、白い花の群生「イチゲ」を見て、疲れが吹っ飛んでしまった、あの日の感情と似ていたのではないだろうか。
老人と幼馴染は故郷への想いを終焉の地として選ぶほど、そこには美しい風景があったのではないだろうか。
それとも故郷への想いの方が強いのだろうか。
この辺りがなかなか掴めなかった。
老人が消えてしまうラストにはど言う想いがあったのだろうか。
ゆっくりな映像と物語の中に入り込めない自分がもどかしかった。

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