妹から
「私はこういう映画が好きなんだ」と渡された。
DVDには妹の書き込んだタイトル「スモーク」の文字。
1995年公開、アメリカ、ドイツ、日本の合作映画。
ニューヨーク、ブルックリンの小さなタバコ屋からはじまる。
映画タイトル「スモーク」の意味するものはなんだろうかと
あれやこれやと想像する。煙はタバコ、タバコは麻薬
結構危ない映画か?しかし全くそうではなかった。
タバコの煙の重さについて話すシーンがとても印象的だ。
煙に重さがあるのだろうか・・・・・・。
タバコ屋のオーギーと作家のポールの親交は
10年も同じ場所、同じ時間に撮影してきたオーギーのアルバムの
ページをまくるところからだ。アルバムには亡き妻がおさめられている。
過去と現在の入り混じった脚本に戸惑いながらも、私をくぎ付けにしてしまう。
嘘つき天才少年のラシードも泣かせてくれる。嘘つき少年がふたりの大人をふり回すのだが、ここにはオーギーとポールの望んでいた、煙のような家族愛を感じる。
ラストでオーギーの回想は嘘か真か、それを小説家のポールが書き上げる。
クリスマスの日にふさわしいホッとな物語に仕上げている。
私は思います。私が年老いてひとりでクリスマスを迎える時が来たら
嘘をたくさんください。
私はきっとこの映画「スモーク」 を思い出すでしょう。
第45回ベルリン国際映画審査員特別作品、まだご覧になっておられない方に
おすすめいたします。
キャノンのカメラが使われていました。日本合同映画の意味は、このカメラかしら?
もっと深いかかわりがあるのだろうか・・・・・・。
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