2020年9月20日日曜日

豆撰オープンしました。

 


前回からの続きです。

目を閉じると昨日のように浮かんできます。

昔ながらの生搾り製法は

栃尾だけでなく全国からも幻のように消えていたのです。

現社長をはじめ少ないスタッフの悪戦苦闘は続きました。

生搾りの油揚げ作りをしている人はいないのですから・・・・・・。

その日の気温、室温、水温、そして

新潟産大豆の難しさは言いようのない

大変なことだったのです。

30年前に新潟産大豆100%で製造することは

輸入大豆と違って大豆の値段が数倍です。

コストはかかり利益が出ない日々に

頭を抱えていました。

泣きながら金策に走っていた日々

いえそれ以上に油揚げがうまく揚がらない日々は

何よりも辛く悲しかったのです。

社長の一言

「寝ても覚めてもあぶらげのことばかり考えている」

と言いました。

みんなが悩み苦しみ・・・・・・。

続きます。

 

今日も元気よくオープンしました。

若者もベテランもお客様に伝えたいのは

感謝の気持ちです。

好評につき、あずま袋プレゼント付き特別セットの数を増やしました!


 

2020年9月18日金曜日

今日からスタートします!豆撰創業30周年祭


 

コロナ禍の中での決断

創業祭はロングランでやることにしました。

あいにくの雨模様ですが

本日スタートです。

若いスタッフ、ベテランスタッフが油揚げを作って

お店でお迎えいたします。

30年前はたった5人のスタートでした。

社長と私は日増しにやせ衰え

亡き父がとても心配していました。

今はふたりともちょっと太り気味。

誰も作っていない昔の製法を取り入れ

やる気は十分なのですが

わからない生搾り製法の難しさに

悪戦苦闘の毎日でした。

午前中は揚場に入り午後からは工場の掃除。

やれやれ

2時過ぎから事務仕事。

帰宅はいつも8時過ぎ、

「もうやめたい」と何度思ったことでしょうか。

そのたびに支えてくれたのは

亡き義母の優しさだったような気がします。

「お母さん、疲れたでしょ、はようご飯食べて

風呂に入って休めばいいの」と

食卓に義母手製の夕ご飯が並ぶのです。

洗濯物もたたんであります。

私は家には寝に帰るだけの日々でした。

そして

保育園時代がなつかしく

どうしてこうなったの?

泣く日々でした。続きは明日

 

皆様のおかげで30周年を迎ええられ

ありがとうございました。

豆撰山の家にて無料お茶飲みサロンを行っております。

10時から15時お気軽にお越しください。

 

 

 

 

 

2020年9月17日木曜日

栃尾にどうぞGOTO



 

栃尾の町並みいいところは

観光化されていなくて昭和と出会える

ワクワクとも違う

人の心に潜んでいる懐かしさではないだろうか

雁木通りを歩けば人の温かさがよみがえる。

もともと雁木はその家の一部である。

その一部を栃尾を歩く人たちのために

道として提供しているのだから。

豆撰の姉妹店「米与米穀店」にひとりっこの

帰国子女が

米屋の後継ぎとして戻ってきたのだ。

老舗の米屋も時代の波にのまれ、右往左往しているときだった。

豆撰にはそれより一足早く社長の息子が戻ってきている。

いちばんの高齢者となった私にとってはお助けマンである。

コロナに振り回され、大手あぶらげやにおされ

舵取りはそう簡単にはいかない。

そんなこんなの毎日の中で

米与米穀店跡取りが考えた、雁木にはざかけアートを作った。

稲の香りが心を癒してくれる。

せなっこうじ、みの、田植えわく、などが見られる。

立ち止まって、昔を想いだす。

 

あぶらげやのはしごに雁木を歩いたら

元気が出るだろう。

足に自信のある方は城山ハイキングもおすすめ。

若者のいない町に若者が戻って試行錯誤している。

栃尾にどうぞGOTO!

 

豆撰では創業30周年イベント。

9/19から10/11

栃尾にどうぞGOTO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年9月14日月曜日

般若心経写経から聞こえてくる父の読経

 

実家の両親の部屋の片づけをしていた。

小さな箪笥は見覚えがある。

私の祖母が嫁入りの時に持参したと聞いている。

祖母が生きていた時はこの箪笥に

嫁入りの時にさしたという鼈甲のかんざしが入っていた。

母はそのかんざしを大切に持っていて

結婚式などのお祝いには必ず髪にさしていた。

そして、わたしの娘の結婚披露宴に娘の髪にさした。

今は妹が所持しているはずだ。

さて

その箪笥から出てきたものは

大切そうにしまわれていた風呂敷包みの紐を

といてみると、何枚もの般若心経の写経が出てきた。

末尾に大橋ツギと記されてある。

その中で一番うまく写経できたものが

額に収められ床の間に飾ってある。

生前父が話していた

「ばあさんが一生懸命書いたものだ、額に入れてやった」と

一方的な喧嘩でいつも母を怒鳴っていた父の

夫としての優しさをはじめてみたような気がした。

母70歳、父71歳。20年も昔のこと。

母の写経を見ていると父が毎日唱えていた般若心経が

聞こえてきた。

 

 

2020年9月11日金曜日

豆撰創業30周年感謝祭ご案内


 

恒例の大感謝祭は今年はこのコロナ禍の中ではできず、悩みに悩んだ結果

期間を長くして、皆様に感謝の気持ちを伝えることにしました。

中でも「あずま袋」の製作にはたくさんの方の想い出を込めた手作りしました。

豆撰の油揚げの煮物はいつでも美味しく大人から子供まで

安心して食べられる国産調味料だけを使用しています。

そのまま食べてもよし、卵とじにしてもよし。

ご来店の方も、オンラインショップでの買い上げの方にもプレゼント いたします。

是非この機会に、おうちごはんに、贈り物におすすめいたします。

9月27日は豆撰30周年記念コンサート(無料) もございます。

1回目10:30 

2回目13:30 

の2回公演となります。

お申し込みは0258-53-2014豆撰までお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2020年9月9日水曜日

あさひ山さんと一緒に!豆撰の栃尾の油揚げ宅配いたします。

 


昔はこんなに暑くなかったのに台風の影響で

35℃を超える猛烈の栃尾・・・・・・。

それでも夜になれば虫の声、

空を見上げればお月見。

稲刈りもはじまりもうじき美味しい新米が

食べられます。

そして

コロナで、心も体も疲れ切っているところに

舞い込んだ嬉しいお話。

冬に仕込んだ『久保田千寿』の原酒を、

秋まで約8か月じっくり熟成させた

搾りたての生原酒ならではの濃厚でしっかりとした味わい。

 あさひ山さんの『久保田千寿』と一緒に

大豆にこだわり、手揚げにこだわり、

昔ながらの製法生搾りにこだわった、

豆撰の栃尾の油揚げをお届けいたします。

季節の限定商品です。(9月)

美味しいお酒と美味しいあぶらげで

心と体の休憩はいかがでしょうか?

 


2020年9月8日火曜日

8か月ぶりの対面

療養入院中の母と8か月ぶりで対面。

忘れただろう、忘れたはずだ。

と心の中でつぶやきながら

待合室で看護士さんを待つ。

母を車いすに乗せてこの熱帯魚を

よく見に連れてきた。

3年前と変わらず熱帯魚は群れを作って

スイスイと泳ぎ回っている。

お待たせしましたと声をかけてくれる

看護士さんとも

久しぶりのご対面。

リモート室に案内される。

画面の向こうに母が片目を開けている。

妹の声に反応している。手を動かしてと

大きな声で言うと、

一生懸命動かそうとする。

母は以前の状態と同じであった。

妹はとても喜んでいた。

ふたりで顔を見合わせて、100歳まで

大丈夫だね!と笑う。

母は89歳。

美味しいものが食べられない。

ベッドに寝たままである。

それでも目が見えて

声が音がわかる。

生きていて幸せなのか

時々わからなくなる。

娘66歳と59歳・・・・・・。