2026年2月19日木曜日

最高の日

 お天気が続いて春を思わせる数日で心が弾んでいました。ところが今日は寒い日です。雪がちらちら、まだ春ではなかったとがっかり、心は沈んでしまいました。それでも今日は認知症の叔母の子守り当番。気を取り直し明るく明るく叔母と会話する。今日は窓の外にバスやら車がたくさん走っているらしい。先日お友達から送ってもらった小豆のお菓子とお茶を出してやると「こんなおいしいものははじめていただきました」とじょんぎ(褒め言葉)は忘れないようです。

退屈になってきたのか「ドライブに行きましょう」と言います。丁度今日は下田の道の駅でお蕎麦を食べようと夫と打ち合わせをしておりましたので、丁度よいタイミングでした。

下田の道の駅レストラン悟空に到着。11時10分前。営業は11時よりとレストラン前の張り紙を見て私は叔母の手をひきトイレに行こうとしたその時、若い女性定員さんが「寒いので準備が整うまで中でお待ちください」と声をかけてくださったのです。

私はもうびっくりでした。レストランの入り口ドアの鍵を開けてくれたのです。現代社会は規則マニアルでがんじがらめです。もちろんそれが当然で正当な社会です。私はレストランに入れてもらおうなんて思いもしませんでした。その女性の優しい笑顔は天使そのものでした。私は何度も何度も「ありがとうございます」を繰り返しました。

この日、注文した天ぷらそばの美味しいことと言ったら宇宙一(フギュアスケートペアの解説者の言葉のように)でした。

日日是好日



2026年2月7日土曜日

想いではいつまで

雛人形には想いがいっぱい詰まっています。

子供の頃は桐の小箱から

柔らかな黄ばんだ紙に包まれた

小さな瀬戸人形を壊れないように

そっと優しく取り出す祖母の手。

その瞬間は心がドキドキして弾みました。

雛人形だけでなく

マサカリかついだ金太郎人形なども添えられていた。

私と一緒に嫁いできた御代理様とおひな様は20年前の水害で無くなってしまった。ごめんなさい。

立春に飾ったこのおふたり様は数年前に私の元にやってきました。

老夫婦ふたりだけの我が家に笑いがこぼれます。

ありがとうございます。おかげさまです。


日日是好日  



2026年2月6日金曜日

黄金の刻 と 青天の霹靂

 日本の時計は世界でも有名でその名をとどろかせていると小学校4年生の時担任のK先生が教えてくれたことを思い出しながら「黄金の刻」を観る。青年期を演じた俳優さんどこかで見た。水上恒司さんだった。NHK朝ドラブギブギの笠置シズ子さんの夫だったことを思い出す。晩年の西島秀俊さんもいいけれど水上さんで最後まで観たかった。

セイコウの時計作りの秘話と情熱が描かれていた。久しぶりに心が平和になる映画だった。

今日は「青天の霹靂」を観る。コメディっぽくもあり、ファンタジーでもある。母親は自分をおいて男と駆け落ちしたと思い込まされていた手品をする男性を小泉洋が演じる。これまた泣かせるじゃあないか。ラストは死んだはずの父親が生きていたと言う笑いと涙。ちょっと浪花節ぽっくてハハハと笑ってしまうがそこがまた心がキュンとなっていい映画だった。

日日是好日


2026年2月3日火曜日

今日の事

 朝5時起床 しばらく布団の中でスマホを見る。6時キッチンに行く。お湯を沸かし、お風呂の掃除と洗濯機をスタートさせる。具沢山の味噌汁を作る。仕上げに卵を落とすので生卵をお湯にしばらく入れる。こうすると卵が綺麗な形になりちらけません。豆撰の油揚げロール巻きとふりかけで朝ごはん準備OK。夫は除雪作業でまだ戻りません。ピアノに向い「夢」を一回弾く。まだまだまだまだつっかえる。つっかえた箇所を数回弾き、ダメだと独り言。ふたりで朝食開始。「どんと晴れ」と「ばけばけ」を見ながら。今日は久しぶりに涙涙でした。おトキさんの演技に引き寄せられる。

食後にリンゴとお煎茶をいただく。テレビを見ながら食器を洗う。今日は雪おろしの手伝いをすることになっているので、掃除はパス。夫は一足早く車庫の雪下ろしに行く。ちょっとだけ湊かなえの「暁闇」続きを読む。これは本当のことかもと思いながら読む。ならばこの選挙は野党に投じなければ?でも迷っている。

防寒具を纏い帽子と手袋をつけて、除雪に。屋根から下ろされた雪はかなり重い。7メートル先の農業用水路まで運ぶ。1時間半手伝ってもまだまだ終わりは遠く。休ませてください。と家に入る。腰は立たない。しばらく休み昼食の準備をする。今日は肉うどんにする。タンパク質に鰹節とテレビが言っていたので、たっぷりとかける。

夫は作業を終え、ふうふう言いながら家に入ってくる。ふたりでうどんを食べ、窓の外を見ながら、地獄地獄と嘆く。

少し昼寝をして体を労りましょう。

昼寝終了。夫除雪。私は読書とスマホいじり。アーケードがつぶれた!空き家の家がつぶれたとFBに載っている。ああ!雪下ろしできてよかった。

イタリアからの定期通信。節分の日は婿殿のお誕生日である。おめでとうを伝える。

昨日届いた小泉節子の「思ひ出の記」を読む。あらまあ節子さんと婿殿は誕生日が同じ!

あらまあ 外は暗くなり始めた。夕飯の準備をせねばならない。

1日は早いもんだ!

日日是好日


2026年1月29日木曜日

雪うさぎ

 リビングのカーテンは閉めたまま。叔母が「開けてください」と私に願う。

しばらくすると、可愛いうさぎがみえると言う。歓喜の声をあげ、「うさぎうさぎなに見てはねる」と歌う。うさぎは親子だと言う。木の陰に隠れてしまった。

ありがとうございました。と繰り返す。幻想の世界に入る叔母、キッチンに立ち叔母の大好きなかぼちゃを煮る私。

93歳の叔母は幻想の世界を楽しんでいる。雪の中のうさぎは可愛いから礼子さんも一緒に見てと言う。雪の山がひとつ、ふたつ、みっつ、大きな山は親うさぎらしい。可愛いねと相槌を打つ。

叔母と一緒だから、雪うさぎを見ることができた。

日日是好日

2026年1月25日日曜日

蛍たちの祈り

 町田そのこ作品

なにこの話の作り方。殺人者は2人の秘密の場所は蛍の灯り。私も一度だけ無数の宇宙に降り立ったような蛍の灯りを見たことがある。40年も前の話です。その想い出と小説の舞台が重なる。こんなに美しい舞台で殺人の告白とは、なんて残虐な話を作るのだろう。それからこのふたりの因縁がそれぞれの関わりの人たちの運命が推理小説のように展開する。母親のエゴ、教師のエゴ、男たちと女の情念。さまざまな人間の生きる道を描き続けていく。いや最初から最後のページを想定して描く小説家に脱帽する。あんなに自虐に映ったふたりが残した蛍の灯りには小さいけれど永遠を映す、幸せの灯り。幸せの灯りの中で生まれた正道のこれからをおれと言う友達で締めくくる。

物書きの方はどんな場所を観て、なにを経験して描くのか、事実なのかそれとも想像なのか。残酷物語で終わったら、いや終わりそうだったら途中でこの本を私は閉じたであろう。

読んでいく先に灯りが見えると思えたから一気に読んだ。

2026年1月23日 降り止まない大雪の日

日日是好日


2026年1月22日木曜日

これからの誕生日

 はじめて読む。「穂高明」知らなかった作家。2007年に第二回ポプラ社小説大賞優秀賞「月のうた」。と解説に書いてある。

20年前は今の総理のように「仕事仕事仕事」の毎日で新人作家がどんな小説を書いていたかなんて、全く知らない。この頃は仕事以外にしたいことなど見つける余裕がなかった。

慎ちゃん(私が保母時代のお世話をした人)からのおすすめ本でした。

早速、Amazonで購入。

生きていていいでしょうか?がテーマのようだ。重いのかなと思って読みはじめたら、どの章も自分と被る。私の心の中を見透かしているような。結婚、第二の人生、子どもとの距離、兄弟のあり方、それぞれをこの本の中で思い出してしまう。その過程を通り老後の人生をはじめているわけである。

今日も大雪情報で夫は焦っている。74年も雪の中で暮らしているのだから仕方ないでしょう。私は体にいいもので美味しいものを食べることを考えている。イチゴショートケーキを食べたい。雪がおさまったらケーキを買って友達のところに行こうか。

日日是好日