2026年2月24日火曜日

瀬尾まいこ ありか


シングルマザーの主人公は良き母であり、娘をこよなく愛している。主人公の母もシングルマザーで あるが子育てに見返りを求め続ける。対照的な二人ではあるけれど、「母性は勝手に湧き出てくれる便利なものじゃないし、子どもを愛せないからといって悪い親なわけでもない」という主人公の気持ちに自分を重ねてみる。亡き母と私の関係。普通の母娘とはちょっと違っていた。私は同居の祖母の手によって育てられた。妹は母と一緒に寝ていた。子ども心に少し羨ましさを感じながら思春期を迎えた。私を溺愛した祖母が亡くなった。私と母の間には目には見えない透明の壁があったと思う。だから妹が家を守ることは今思うと正解だったと思う。この小説は瀬尾まいこさんの自叙伝のような気がした。若い作家さんと70過ぎの老婆にも大きな壁がある。世の中が同性愛を認めることが当たり前の世の中になっている。私の好きなフレディも同性愛者だった。小説に登場する義弟は同性愛者で苦しんでいる。でも義姉と姪っ子をすごく愛している。愛するからこそ自分を追い込む様に悲しみがある。

人の気持ちは誰にも変えられない。誰を愛そうがそれはその人の気持ちである。

気持ちは自由であるはず?

日日是好日

2026年2月22日日曜日

スーホーの白い馬

 イタリアから

「今日は私が先生です。ババとジジは生徒ね。ではこれからこの本の勉強です。

スーホーの白い馬です。礼子さんは知っていますね。

日本に行った時私が眠れないって言ったら、この絵本を読んでくれましたね。」

「面白かったけれど、ちょっと悲しくってさ。さあ今日はお勉強ですよ。まず先生が読んでみます。」

と言って作者の名前と絵を描いた人の名前からはじまりました。学校ごっこです。

8歳の孫は結構流暢に感情を入れて、読み始めました。時々つっかえたりもしますが、ほとんどパーフェクトです。

「では質問をします。このお話は何が言いたいのかわかりますか。また、どこで誰が何をしたのでしょうか?」

次から次へと質問攻めに合う。

そして孫のその結論は

「殿様はちょっとトランプみたいな人ですね。そして悲しすぎるからもちょっと楽しいお話がいいかな、馬頭琴はギターくらいでしょう?いつもそばに置けるからまあよかったけど。」などなど

ふむふむ8歳の感想です。はじめて読んでやったのは5歳くらいだったかしら

ずいぶん成長したものです。


日日是好日

2026年2月19日木曜日

最高の日

 お天気が続いて春を思わせる数日で心が弾んでいました。ところが今日は寒い日です。雪がちらちら、まだ春ではなかったとがっかり、心は沈んでしまいました。それでも今日は認知症の叔母の子守り当番。気を取り直し明るく明るく叔母と会話する。今日は窓の外にバスやら車がたくさん走っているらしい。先日お友達から送ってもらった小豆のお菓子とお茶を出してやると「こんなおいしいものははじめていただきました」とじょんぎ(褒め言葉)は忘れないようです。

退屈になってきたのか「ドライブに行きましょう」と言います。丁度今日は下田の道の駅でお蕎麦を食べようと夫と打ち合わせをしておりましたので、丁度よいタイミングでした。

下田の道の駅レストラン悟空に到着。11時10分前。営業は11時よりとレストラン前の張り紙を見て私は叔母の手をひきトイレに行こうとしたその時、若い女性定員さんが「寒いので準備が整うまで中でお待ちください」と声をかけてくださったのです。

私はもうびっくりでした。レストランの入り口ドアの鍵を開けてくれたのです。現代社会は規則マニアルでがんじがらめです。もちろんそれが当然で正当な社会です。私はレストランに入れてもらおうなんて思いもしませんでした。その女性の優しい笑顔は天使そのものでした。私は何度も何度も「ありがとうございます」を繰り返しました。

この日、注文した天ぷらそばの美味しいことと言ったら宇宙一(フギュアスケートペアの解説者の言葉のように)でした。

日日是好日



2026年2月7日土曜日

想いではいつまで

雛人形には想いがいっぱい詰まっています。

子供の頃は桐の小箱から

柔らかな黄ばんだ紙に包まれた

小さな瀬戸人形を壊れないように

そっと優しく取り出す祖母の手。

その瞬間は心がドキドキして弾みました。

雛人形だけでなく

マサカリかついだ金太郎人形なども添えられていた。

私と一緒に嫁いできた御代理様とおひな様は20年前の水害で無くなってしまった。ごめんなさい。

立春に飾ったこのおふたり様は数年前に私の元にやってきました。

老夫婦ふたりだけの我が家に笑いがこぼれます。

ありがとうございます。おかげさまです。


日日是好日  



2026年2月6日金曜日

黄金の刻 と 青天の霹靂

 日本の時計は世界でも有名でその名をとどろかせていると小学校4年生の時担任のK先生が教えてくれたことを思い出しながら「黄金の刻」を観る。青年期を演じた俳優さんどこかで見た。水上恒司さんだった。NHK朝ドラブギブギの笠置シズ子さんの夫だったことを思い出す。晩年の西島秀俊さんもいいけれど水上さんで最後まで観たかった。

セイコウの時計作りの秘話と情熱が描かれていた。久しぶりに心が平和になる映画だった。

今日は「青天の霹靂」を観る。コメディっぽくもあり、ファンタジーでもある。母親は自分をおいて男と駆け落ちしたと思い込まされていた手品をする男性を小泉洋が演じる。これまた泣かせるじゃあないか。ラストは死んだはずの父親が生きていたと言う笑いと涙。ちょっと浪花節ぽっくてハハハと笑ってしまうがそこがまた心がキュンとなっていい映画だった。

日日是好日


2026年2月3日火曜日

今日の事

 朝5時起床 しばらく布団の中でスマホを見る。6時キッチンに行く。お湯を沸かし、お風呂の掃除と洗濯機をスタートさせる。具沢山の味噌汁を作る。仕上げに卵を落とすので生卵をお湯にしばらく入れる。こうすると卵が綺麗な形になりちらけません。豆撰の油揚げロール巻きとふりかけで朝ごはん準備OK。夫は除雪作業でまだ戻りません。ピアノに向い「夢」を一回弾く。まだまだまだまだつっかえる。つっかえた箇所を数回弾き、ダメだと独り言。ふたりで朝食開始。「どんと晴れ」と「ばけばけ」を見ながら。今日は久しぶりに涙涙でした。おトキさんの演技に引き寄せられる。

食後にリンゴとお煎茶をいただく。テレビを見ながら食器を洗う。今日は雪おろしの手伝いをすることになっているので、掃除はパス。夫は一足早く車庫の雪下ろしに行く。ちょっとだけ湊かなえの「暁闇」続きを読む。これは本当のことかもと思いながら読む。ならばこの選挙は野党に投じなければ?でも迷っている。

防寒具を纏い帽子と手袋をつけて、除雪に。屋根から下ろされた雪はかなり重い。7メートル先の農業用水路まで運ぶ。1時間半手伝ってもまだまだ終わりは遠く。休ませてください。と家に入る。腰は立たない。しばらく休み昼食の準備をする。今日は肉うどんにする。タンパク質に鰹節とテレビが言っていたので、たっぷりとかける。

夫は作業を終え、ふうふう言いながら家に入ってくる。ふたりでうどんを食べ、窓の外を見ながら、地獄地獄と嘆く。

少し昼寝をして体を労りましょう。

昼寝終了。夫除雪。私は読書とスマホいじり。アーケードがつぶれた!空き家の家がつぶれたとFBに載っている。ああ!雪下ろしできてよかった。

イタリアからの定期通信。節分の日は婿殿のお誕生日である。おめでとうを伝える。

昨日届いた小泉節子の「思ひ出の記」を読む。あらまあ節子さんと婿殿は誕生日が同じ!

あらまあ 外は暗くなり始めた。夕飯の準備をせねばならない。

1日は早いもんだ!

日日是好日


2026年1月29日木曜日

雪うさぎ

 リビングのカーテンは閉めたまま。叔母が「開けてください」と私に願う。

しばらくすると、可愛いうさぎがみえると言う。歓喜の声をあげ、「うさぎうさぎなに見てはねる」と歌う。うさぎは親子だと言う。木の陰に隠れてしまった。

ありがとうございました。と繰り返す。幻想の世界に入る叔母、キッチンに立ち叔母の大好きなかぼちゃを煮る私。

93歳の叔母は幻想の世界を楽しんでいる。雪の中のうさぎは可愛いから礼子さんも一緒に見てと言う。雪の山がひとつ、ふたつ、みっつ、大きな山は親うさぎらしい。可愛いねと相槌を打つ。

叔母と一緒だから、雪うさぎを見ることができた。

日日是好日