近すぎて越後湯沢に泊まる機会はなかった。
畑仕事の合間をぬってここ「湯けむりの宿 雪の花」に無事に到着する。
無事というと大袈裟のように聞こえるでしょう。
それには実は
まだ陽が昇る前の朝一番の仕事「冬瓜」収穫に行きました。冬瓜は来月の豆撰恒例の大感謝にプレゼント用として作っています。たった一本の苗からこの日までに230個は収穫しました。まだ30個くらい畑でゴロゴロしています。さて、今日の仕事はここまでと思ったところで「お父さん、今日の越後湯沢の泊まるところは何と言ったっけ?」と私が夫に訊ねると「なんだっけ、湯けむりとかなんとかじゃあなかったか?」とふたりとも宿泊旅館の名前を覚えていない。もちろん私のことです。メモを取るはずもなく、仕方なくちょっと慌ててスマホを開く。「越後湯沢 懐石」と検索すると「湯けむりの宿雪の花」が何ページ目かに出て来ました。これかもとなりまあまあ良しにする。なんとなくネットに映った「雪の花」の看板に見覚えがあったからです。
すったもんだはあったもののなんとか無事にお宿に着き「多田様ですね」と確認された時は胸を撫で下ろしました。
そして帳場で聞かれたことは「夕食のお時間は18時と20時どちらにいたしますか」私は、即答20時と応えたのです。私の頭の中の計算機は20引く12は6時となっていました。そうです海馬が萎縮しているのでしょう、どうして6という数字が正しいと打ち出されたのか摩訶不思議でした。
木のお風呂は心地よく畑仕事の疲れも取れいよいよ夕食です。いそいそと夕食会場に行ったわけですが、6時の予約には多田は無し。ああ!やった!20引く12は8だった。というわけで夫はカンカンに怒り百回以上と思えるほど私を責め立てるのです。私は千回以上と思えるほど謝って、缶ビールとおつまみを与え宥めすかし2時間をお部屋で過ごしました。
お夕飯は懐石風です。折敷からはじまり、焼八寸とゆっくりとお料理を楽しむことができました。8時まで時間があったのでサービスの3色だんごをいただいたせいでいつもよりもお腹がいっぱいになって、ダイエットはまたまた中止せざる得なくなりました。
朝のお風呂では湯けむりが行燈の灯りでうっすらと映ります。
湯けむりと雪の花の文字に偽りなく癒しのお宿でした。それからお宿からちゃんと返信メーセージが届いておりました。トホホホホ。
日日是好日