今年は創業35周年
あの日、1日に10件もなかった電話が20件以上鳴り響き、びっくり仰天でした。翼の王国に豆撰の記事が4ページも載ったのです。夢が現実になっていく嬉しくてたまりませんでした。
あぶらげ作りの半分は清掃です。スタッフは5人、朝早くから夜遅くまで、よくまあ頑張ってくれたものです。それからしばらくして妹(現社長の奥さん)の応援を得、スタッフも増えて無我夢中の航海が始まりました。その当時からのお客様が豆撰の財産となっています。感謝感謝です。そして航海は荒波にも遭遇。7、13水害では我が家は土砂に埋まり妹の家も土砂崩れにあい、途方に暮れたと思う暇なく中越地震と災害が続きました。お客様にお届けできない日々、神様は家を奪い、豆撰まで奪ってしまうのかとあの時の落胆と恐怖は言葉では言い尽くせません。そんな日々の中お客様から「大丈夫ですか?頑張ってください」と励ましの電話やお手紙そしてご注文をいただいたこと元気と勇気と笑顔を取り戻すことができました。
誰もが想像できない災害が全国で起きる今日この頃まさかのコロナは再びお店の経営を圧迫。いつまで続くかわからないコロナは脅威でした。35年を振り返ると豆撰の道のりは我が人生の道のりでした。苦しい日々が続く中でも、ろいろな人に出会えたことはとても嬉しいことです。皆さまありがとうございます。
人手不足の中、若いスタッフも中年スタッフも力の限り頑張って35周年感謝祭にむけて走っています。おぼろすくい、特大あぶらげ試食会、ジャンケンゲームなどなど楽しい企画を考えております。ぜひご家族揃って、お友達を誘って豆撰感謝祭にお越しください。皆様の笑顔をお待ちしております。