2026年10月2日金曜日

最後の忠臣蔵

 年末になると必ず「忠臣蔵」番組が放送されます。なんとなく古めかしい感じがしていましたが

今回は年末ではありませんが主演役所広司さんの名前に誘われて拝見しました。


『忠臣蔵として有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは46人が主君に殉じ切腹するが、二人の男が生き残った。討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。正反対の運命を背負う二人が16年ぶりに再会。瀬尾はなぜ討ち入りから逃げたのか、寺坂は元同志が抱えてきた秘密を知る。

『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説を、テレビドラマ「北の国から」シリーズの演出を手掛けた杉田成道が映画化。赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件で大石内蔵助率いる四十六士が切腹して主君に殉じた中、ひそかに生き残った二人の男の知られざる物語を描く。討ち入り前夜に逃亡した瀬尾孫左衛門に役所広司、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門を佐藤浩市が熱演。そのほか山本耕史、笈田ヨシ、伊武雅刀、安田成美ら演技派が脇を固め、『赤い糸』の新鋭、桜庭ななみも名を連ねている。』公式サイトよりコピー


あらすじは先の読める淡々とした展開ですが、映像に惹き込まれるのは、やっぱり役所広司さんの存在感の凄さだと思います。蔵之介の忘形見を演じた庭場ななみさんの凛とした振る舞いと武家娘として育てられた品格の中に優しさと強さが程よく似合っていました。また終盤に登場した田中邦衛さんのくしゃくしゃの顔に居心地の良さみたいな、ホッとする暖かさこそ天才的な持ち味だとあらため感じます。まだまだご活躍されるはずと思うと込み上げてくるものがありました。俳優さんは亡くなっても画像はいつまでも残り、映画の中で生き続け感動を与え続けてくれます。そして羨ましさえ感じるのです。

この映画のラストシーンは苦手ですがその前の赤ん坊の時から育て上げ、寄り添ったシーンがこの映画の中で一番私の心に残りました。そして、使命だけでは育てられない深い愛情物語だと私は感じております。

日日是好日


2026年9月28日月曜日

ピアノレッスン日

 月1のピアノレッスン日

6人の仲間たちはソプラノ歌手熊谷真梨子先生に学んでいます。

先生は我が家に出張して来てくださいます。10時からはじまります。私は、お掃除を済ませ「よーし練習しようか」とピアノに向かったところに「ピンポン」の音。すぐに一番バッターのMさんとわかります。「ちょっと早いけど練習させて」続いて2番バッターTさんも「ちょっと早いけど練習させて」と練習していない私を含めて当日練習をしようと涙ぐましい努力をする3人の生徒。ところがです。この3人、練習はそっちのけで1ヶ月分のおしゃべりに傾き練習もしないうちに先生がお見えになった次第です。

その後は順調に6人のレッスンは終了しました。まだまだ日があると鷹を括っていると、1ヶ月はあっという間に来てしまいます(何十回も、いえ4年以上の経験です)

レッスン途中もレッスン後も、老人生徒たちは口を揃えて「いいのよ、楽しければ、いまさら」と反省や向上心よりも年齢を武器に言い訳するのです。

レッスン後はおしゃべりランチの時間です。この日はミートソースのパスタと栗ご飯。ミートソースは野菜がしんなりしたら10分くらい煮込むとレシピ通りしたのですが、みじん切りにしたニンジンがすこし固めでした。やっぱり味見をきちんとすべきだったと反省。栗ご飯は栗を前日茹で、これは固茹ですべきところちょっと、いえ、ずいぶん柔らかくなりました。そこで栗だけを醤油と味醂で絡めサッと煮ておき、もち米を炊いてから栗を混ぜることにしました。これは怪我の功名で成功。夫から「うまい」と久しぶりのお褒めの言葉を頂戴いたしました。

70点ランチでしたがみんなの笑顔とおしゃべりで80点くらいに上昇したランチタイムでした。

日日是好日





2026年9月26日土曜日

湯けむりの宿 雪の花

 近すぎて越後湯沢に泊まる機会はなかった。

畑仕事の合間をぬってここ「湯けむりの宿 雪の花」に無事に到着する。

無事というと大袈裟のように聞こえるでしょう。

それには実は

まだ陽が昇る前の朝一番の仕事「冬瓜」収穫に行きました。冬瓜は来月の豆撰恒例の大感謝にプレゼント用として作っています。たった一本の苗からこの日までに230個は収穫しました。まだ30個くらい畑でゴロゴロしています。さて、今日の仕事はここまでと思ったところで「お父さん、今日の越後湯沢の泊まるところは何と言ったっけ?」と私が夫に訊ねると「なんだっけ、湯けむりとかなんとかじゃあなかったか?」とふたりとも宿泊旅館の名前を覚えていない。もちろん私のことです。メモを取るはずもなく、仕方なくちょっと慌ててスマホを開く。「越後湯沢 懐石」と検索すると「湯けむりの宿雪の花」が何ページ目かに出て来ました。これかもとなりまあまあ良しにする。なんとなくネットに映った「雪の花」の看板に見覚えがあったからです。

すったもんだはあったもののなんとか無事にお宿に着き「多田様ですね」と確認された時は胸を撫で下ろしました。

そして帳場で聞かれたことは「夕食のお時間は18時と20時どちらにいたしますか」私は、即答20時と応えたのです。私の頭の中の計算機は20引く12は6時となっていました。そうです海馬が萎縮しているのでしょう、どうして6という数字が正しいと打ち出されたのか摩訶不思議でした。

木のお風呂は心地よく畑仕事の疲れも取れいよいよ夕食です。いそいそと夕食会場に行ったわけですが、6時の予約には多田は無し。ああ!やった!20引く12は8だった。というわけで夫はカンカンに怒り百回以上と思えるほど私を責め立てるのです。私は千回以上と思えるほど謝って、缶ビールとおつまみを与え宥めすかし2時間をお部屋で過ごしました。

お夕飯は懐石風です。折敷からはじまり、焼八寸とゆっくりとお料理を楽しむことができました。8時まで時間があったのでサービスの3色だんごをいただいたせいでいつもよりもお腹がいっぱいになって、ダイエットはまたまた中止せざる得なくなりました。

朝のお風呂では湯けむりが行燈の灯りでうっすらと映ります。

湯けむりと雪の花の文字に偽りなく癒しのお宿でした。それからお宿からちゃんと返信メーセージが届いておりました。トホホホホ。

日日是好日




2026年9月25日金曜日

親愛なる八本脚の友達

【アメリカの作家シェルビー・バン・ペルトが2022年に発表したベストセラー小説を原作に、水族館で働く孤独な老婦人と、高い知能を持つミズダコ、人生に迷う青年が織りなす交流を描いた人間ドラマ。

海沿いの小さな町に住む老婦人トーヴァは、町の水族館で夜間清掃員として働きながら、かつて家族と一緒に住んでいた家でひとり暮らしを送っている。孤独を抱える彼女にとって、職場で飼育されているミズダコのマーセラスは大切な話し相手だった。そんなある日、キャメロンという青年が、ある人物を捜しに町へやって来る。車が故障し修理代が必要になった彼は、足を怪我したトーヴァの代わりに水族館で働くことになり、トーヴァや町の人々と交流を深めていく。】ここまでの文章は忘れないためにコピーしました。

タコは海に戻って死を迎えたかった。水槽から脱出。その手助けをトーヴァがする。バケツにはキャメロンが水槽に投げた母の残してくれた指輪が残っていた。それはトーヴァの亡くなった息子のものだった。つまりキャメロンはトーヴァの孫だったのだ。

センチメンタル的な人情童話のお話が心を和ませてくれる。70歳を過ぎたら、どうも忘れることが多すぎて自分で自分が嫌にいなる。

映画のタイトルはもちろん、小旅行に限らず日々の行動の記憶もままならない。上高地の地名が思い出せなかったり、昨日食べたものはまだ覚えていますが。記憶を司る海馬が狂い始めているのでしょうか?

娘の送ってくれた認知症予防にココナッツオイルがいいとか?とりあえずAmazonで購入する。

日々是好日 

2026年9月17日木曜日

曼珠沙華が映してくれました

曼珠沙華

彼岸花とも言う曼珠沙華が天を仰いで懐かしいセピア色の映画を映してくれました。


彼岸花の咲く頃は稲刈りの真っ最中です。父の引くリヤカーには稲がいっぱい積まれています。3メートル、いえそれ以上だったかもしれません。だって電線に私の小さな手が届きそうになるのです。しっかりと紐で縛られた稲の大山の上に上ると手を伸ばせば柿の実も取れそう。何よりも空が近くなって心臓がドキドキするくらい楽しいのです。夕焼けの空にはカラスたちが家路を急いでいます。

するとリヤカーを押す母が歌います。「からなぜなくの、カラスは山に.......。」母はいつも童謡を歌ってくれました。父がリヤカーを引き母が押す、私は高台に上っています。幸せの記憶。


日日是好日

2026年9月12日土曜日

世界の中心で愛をさけぶ

 2004年公開の映画です。22年前という事は私は50歳の時です。朝から晩まで、寝ている時でさえ仕事中心の生活だったから、大好きな映画もこの頃は観られず。そんな昔を思い出しながら大沢たかお主演「世界の中心で愛をさけぶ」を観ました。

今では豪華キャストの初々しい、まだお尻に青さが残っているような若い新人俳優、森山未來さん、長澤まさみさんの演技は心が透明で嘘のない物語を作ってくれたような気がしました。

また懐かしいベテラン俳優山崎努さんによって映画に拍車がかかる。何より、怒ったり、傷つけあったりしない清楚で無垢でお互いを大切にする愛おしさたっぷりの作品でした。恋する人が病に倒れてしまう運命のシーンで涙が溢れても、なぜか悲壮感に埋もれることのない物語が私には心地よかった。

青春時代をとっく過ぎて老年期に入っている夫婦の会話は「1人になったらどうしよう」お互い長年連れ添っても終焉は別々に迎えなければならない。

精一杯一緒に生きられる限り思いやって日々を生きたいものと教えてくれたこの映画にありがとうございました。と感謝したい。

日日是好日

2026年9月10日木曜日

Tシャツが乾くまで 洗濯物が少なくなって

 久しぶりにドラマにハマった。時間帯を気にせず目覚めたらNetflixで見る。CMがなくてその時間は集中してドラマに釘付けになる。この気持ちなんとなくわかるな、こんなことありえない。と様々な憶測や自分の経験を探ってみている。

どうしても結末が知りたいのですが、想像もできないなと最終回を楽しみにして。

今朝もいつものように、畑に行く前に洗濯機を回すはずが、汚れ物は少なくて迷ってしまった。

家族が5人から4人に減って、2ヶ月が過ぎたら家族は2人だけになって、その2日後に友達が来て、小旅行に行って、そして昨日その友達も帰ってしまって、洗濯物は極々少なくなっていました。

これってドラマのような寂しさと安堵の気持ちかもしれません。さて最終回は?

日日是好日