2017年9月30日土曜日

栃尾ぶらぶら旅のおすすめ





実りの秋、

そして行楽の季節です。
明日から10月がスタート!

まだ行楽の予定を計画していない方におすすめいたします。

豆撰の大感謝祭~秋葉神社参拝~栃尾美術館(高橋まゆみ人形展)
を廻ってはいかがでしょうか?

豆撰も恒例の年に一度の大感謝祭開催まで1週間をきりました。
イベントの目玉その1は「40枚分ある大きな巨大あぶらあげ試食会」

社長自ら、ねじり鉢巻きを締めて、あぶらげの生地をステンレスの板に乗せ
フライヤーに入れます。40枚分のあぶらげですから、フライヤーの中はいっぱい
いっぱいです。それを大きな取っ手のついた網に入れて
ひっくり返すのです。失敗は許されません。
社長の顔は見たことのないほど真剣そのものです。
ちょっと怖いかも・・・・・・。
大きなあぶらげは、あちち、あちちと切り分けられ
皆様のお口に運ばれていきます!

イベントの目玉その2は「おぼろすくい」
ご家庭から鍋やポールをご持参いただき
大きなおたまですくいます。
店頭のおぼろとうふの2倍3倍の山盛りをお鍋に!

この他お楽しみ袋に、送料無料コーナーなど
たくさんの楽しいことを取り揃えております。

秋葉神社で参拝後は隣の公園で
豆撰の栃尾寿司弁当を持って、芝生の上で家族団らんはいかがでしょうか


それから栃尾の街を一望できる栃尾美術館 にて
昔を思い出しほのぼの人形を眺めたら
きっと心がやわらかくなるのではないでしょうか?






2017年9月21日木曜日

仙台で世界観について話し合い、たどり着くところは・・・・・・。












実は、仙台には友達がいます。


ですから仙台に到着してからは、なんの問題もなく市内観光をしました。
680円の一日フリーパスを使って、ちょっと小型の観光バスに乗りました。
一番後部席に座ると、あとから私たちの隣に座ったおじいさん。
何やら友に話しかけてきます。
ひとりで、朝神戸から飛行機乗ってきたそうです。


62歳の私はことあるごとに口癖のようにこう言います。
「私はあなたたちの3倍も生きてきて、もう頭は古くて、
新しいことが覚えられないの」と嘆くのです(仕事拒否の言い訳)。
それなのに、このご老人は
何と88歳とおっしゃるではないですか・・・・・・。
どこを廻ったらいいかねと友に尋ねる。
すると友は
「このバスは何回廻っても大丈夫ですから、一周してから
ここなら行けると思えるところに行ってみてはどうですか?」
しっかりとしておられるけれど、見た感じ足腰には多少の不安が
ありました。機転のきく友のアドバイスに
「ありがとう、そうだね窓側で一周してから決めることにしよう」
さて、
私たちは瑞鳳殿で下車
「この長い階段はおじいさんには無理かもしれないね」と話す私の
息はぜいぜい…腰に手を当てなんとか上るのでした。
別館で見る伊達正宗像はイケメンです。鼻は高く・・・
私たちは勝手に批評しあうのでした。
この時代にローマまで使者を使わせた伊達正宗の世界観に
驚きながら、自分たちの子供たちの世界観を話し合う。
(友の息子さんはお仕事でインドその他の国々を廻っているとのこと)
続いて、東北の津波から北朝鮮問題、トランプさん問題
へと発展していき、いったいどうなるんだろうかこの国は
と熱く語りあうも…落ち着くところは孫の話。
美術館でランチを楽しみ、最後に大崎八幡宮を参拝。
「孫の勉強意欲が増すことでも願いましょうか」と教員だった友は
手を合わせ、私と言えば、「ここは鈴だね。鐘と鈴は宗派によるそうです」と
先日調べたことをぶつぶつ言いながら、鈴を鳴らすが
願い事を忘れるサザエおばさんでした。
4時間半の友と一緒に廻った「仙台」は
観光と言うよりも、再会し近況報告することが一番楽しかったのです。

帰りに駅で妹に頼まれた牛タンを買い求め
(試食して買いなさいのアドバイス通りに)
笹かまぼこを買う。
結構重かったので宅配を頼んで
最後の仕上げに心残りがないように、私はずんだもちを食べ、
無事予定通りの電車に乗り、我が家に帰宅しました。






2017年9月20日水曜日

日帰りひとり旅。原田マハさんの小説気分のはずが。

アメリカの一人旅を経験した私です。
仙台くらい、絶対に一人で行けるはずです。
長岡発6時28分に乗るわけです。
駅前に出るはずが、一本間違って、くるりと一回転してしまいました。
それでも車を駐車場にいれ、昨日切符は購入していたので遅れることなく
乗車しました。
本を開き、読み始めると、睡魔に襲われ、迂闊にも居眠り。
大宮前で目が覚めて、良かったと胸をなでおろしました。
大宮で乗り換え、サザエおばさんは切符のありかと時間を何回も確認しました。
それからお腹が空いていたので、朝食を買うことに、乗り換え時間はあまりないはずです。時計を見るとまだ12分の余裕です。
サンドイッチとお茶を急いで購入して、17番線に走りました。
平日なのに長蛇の列、当然並びました。
時計は見ませんでしたが、東北新幹線・・・・・仙台行きと耳に聞こえました。
そして乗車、出発したわけです。
ところが乗車案内は「やまびこ」っていうじゃあないですか。
わたしは、今一度切符を確認しました。
「はやぶさ」でした。やっぱり、数分違いのやまびこに乗ってしまったわけです。
なぜ、昨日指定席だけのはやぶさにしたのかですよ。
同じ時間帯に乗っても30分早く仙台に到着できるからです。
これはもう、完全に夢の一日のはずが、いつものペースに戻ってしまっている。
今、郡山を過ぎて、あと40分この箱にいなければなりません。
トホホホ……
続くきはまた。



2017年9月18日月曜日

NHKひるブラ生放送…栃尾の油揚げ

全国版生放送、このチャンスは大きいと
社長も私も、スタッフも朝から、そわそわ ドキドキしながら
時計とにらっめっこをしていました。
生放送の打ち合わせは10時過ぎにありました。
その後、社長は豆撰の「アツアツ栃尾の油揚げ定食」をもって
とちパルにでかけたのです。
栃尾の油揚げ三昧の定食の宣伝をしよう!
栃尾寿司弁当を持っていこう!
と朝、入念な打ち合わせを豆撰でしました。

さていよいよです。
社長は豆撰の法被を着ていざ出陣です。
私とお昼休みのスタッフの4人はテレビの前にくぎ付けです。
時計は12時15分を指しているのに
何????新潟のアナウンサーさんがまだ出ているではありませんか?
「何時からだった?」
12時22分からでした。
生放送なのに、さすがテレビ局です。22分前には新潟のアナウンサーさん
のニュースはピッタし終了でした。
さあ!始まるぞと正座し携帯を片手に
手に汗を握り、テレビ画面に食いつくわれら・・・。

雁木通りにある「あぶらげや」さんが次から次へとテレビ画面に映り、紹介されていきます。
最初は、作り方が全然違うんだねとのんきな会話をしているわれらでした。
あら、あれ…時間がどんどん過ぎて
時計は12時35分をきり、
とうとう
あと5分しかないよね。社長出るのかしらと
われらの心臓はバクバクでした。
やややや!最後の最後に
われらの社長が登場・・・・・。出演時間数秒・・・・・・。
篠原ともえさんのコメント「おいしそう・・・・」も生放送でジエンドとなってしまいました。
私の推理によりますと
篠原ともえさんはこう言いたかったのです。
「アツアツの栃尾の油揚げ定食はとてもおいしそうですね。栃尾に行って食べたい!」

放送終了後はみんなで落胆 !
仕方ないよね、栃尾の宣伝だからさ…と慰めあっていました。
ところが、お電話やら豆撰にあつあつ栃尾の油揚げを食べに次から次へとお客様が
「テレビ見ていました」と・・・。
嬉しい一日でした。

皆様ありがとうございました。

2017年9月16日土曜日

義父、カールベンクス、実母





赤ワインは小布施の2015年産、甘酸っぱい香。
グラスの向こうに映るカールベンクスの想いがスクリーンに映る。

今朝はゆっくりと起きた。
朝食の準備をしながら、1日の予定を立てる。
今日は私の休日。
義父は施設に入って一ヶ月になる。ひ孫の写真を見せると、頬の筋肉が和らぎ、
「大きくなった」と言う。
ホールに行こうと同室の方に誘われる。
「歩いていく」と虚勢を見せるものの、介護士さんに止められ、車椅子に乗る。
普通食がとれないせいか少し痩せて見えた。
認知症は思ったより進んでいなかったことに胸をなで下ろす。

栗山から十日町に向かう。
古民家レストランを目指す。
目的地は想像以上に重厚で趣がある。梁で作られカウンター、格天井の棚に目を奪われる。
古い建物の再利用はとても素敵だった。
地元のパン、茄子のスープ、豚肉ソテーにきのこのメインはとてもボリュームがあった。
デザートの黒イチジクは程よい甘さとシャーベットが口の中でとろける。

食べ終わる頃、若いスタッフの娘さんと雑談。
映画「雪の中のしろうさぎ」、娘が以前ドイツに住んでいたこと、
栃尾の油揚げの話に盛り上がる。
そして最後に、これからのご予定はと優しく声をかけていただく。
予定のないことを話すと「星峠の棚田」と古民家集落の竹所を教えてくれる。
この少し贅沢な気分に幸せを感じ夫に感謝……。

星峠の棚田を見下ろすと、栃尾の棚田を思い出す。
すると母のことが気になり始め、病院へ急ぐことにする。
越路を通ると、母を連れてきた紅葉園を思い出す。
もう二度と母と一緒にドライブすることはないだろう・・・・・・。

母の病室に入る。今日は氷がない。額に手を当て、右手の手袋を外す。
汗ばんだ手を拭いてやる。
抗生剤が効いてきたようだ。夕方、妹がやってきて、ふたりで母を見守り安堵する。
母の口は相変わらずへの字だったけど、先生の熱も下がりよかったです。の声に
安心して、妹から自宅に送ってもらう。
私の一日が終わった。

2017年9月13日水曜日

127段の思い出と秋葉神社




雁木通りの続く上谷内に門前通りがあり、両端に、「秋葉山」と「常安寺」と銘が刻んである門があります。
この通りは、毎月24日になると市が並び、遠くは魚沼、見附から秋葉神社参拝と買い物客で賑わっていました。(現在は金町通りです)
私の曾祖母や祖母の姉妹は市日になると栃尾に来て、我が家に泊まっていました。曾祖母はとても私をかわいがってくれるのですが、お歯黒の顔は子供心に、怖くて膝の上に抱かれることに抵抗を感じたものです。今では懐かしく、いろいろな人の面影を追って、歩いてきた道を振り返っている私です。
そして、栃尾のお土産と言えば、栃尾の油揚げです。祖母は泊り客のみなさんに新聞紙に包んだ「あぶらげ」を渡していました。そして市日に買い物をした品々(モンペ、着物生地)を大きな風呂敷に包み、それをしょって帰る老婆たちのまるくなった背中が不思議でした。昭和30年代の記憶です。
今でも門前通りの正面は常安寺、その手前に龍の口から流れる清水があります。秋葉神社に参拝するには、かなり急な127段の石段を上ります。そしてさらに急な坂道を上って栃尾中学校に通うのです。この清水は疲れを癒す、元気のでる水でした。

石段を上ると左に大きな杉の木がありました。お友達と手をつなぎ、その太さを確かめ合ったこと。茶屋があって、入り口にはラムネがいっぱい冷やしてありました。
そのラムネを買いたかったけど、一度も買うことはありませんでした。
龍の水と参拝のための手水舎でずーっと我慢していました。だから、ラムネをみると飲んでみたいと今でも思うのですが、いまだ飲んでいません。

石段を上ると、お百度石があります。
参拝の鈴には太くて長い紐がついています。この場所からお百度石と127段頂上から見える街の一本線は私のお気に入りの風景です。
拝殿の先には奥の院があります。
今では金網で囲まれていますが、子供のころは奥の院の中まで入り、石垣を上ったり、かくれんぼをするには絶好の遊び場でした。
今見上げると、厳かさと栃尾の歴史絵巻が欅の一枚板に力強く掘られている。東側には烏天狗の酒宴、南側には大天狗の前での烏天狗と若武者の試合、西側には烏天狗の敗北の図。
この彫り物を見つめていると石川安兵衛(雲蝶)と熊谷の源太郎の2人が8年間の歳月をかけて彫ったその時代に入り込んでしまいます。それは、きっと、私の父やその父と遡って、先祖もこの場所に佇んだと思うからかもしれません。

9月17日は秋葉公園にて「謙信公祭」も行われます。
是非お越しください。
この続き、栃尾美術館(七曲り)の小高い丘については次回へ・・・・・・。

2017年9月11日月曜日

道院高原に立つ







山道の脇はススキの穂が
秋風に揺れる。私はまるで大きなゆりかごに入っているようだ。
道院の池の周りには、夏の忘れ物がたくさんある。
そのひとつ
あなたに語りかけてみる。
久しぶりにお会いしましたね。今日はお母さんはご一緒でないのでしょうか?と
私に問うあなた。
母は病気で入院しています。と応える私。
悲しそうな顔のあなたはセピア色の紫陽花さん。

たったひとつだけ、残されたホタルブクロの花の先に
赤とんぼが止まる。
私の足音に気づかない。
まるで眠っている赤子のようだ。

紫色の萩だけは
これからですと元気そうだ。

道院の秋は始まったばかり
来月になると漆が赤く染まって夕日色になります。
ススキの穂は
狐のしっぽのようになって、野山を駆け回る。

誰もいない、小さな高原を今日は夫と歩く。

お父さん、来月にお友達呼んでみんなで散策しましょう!









2017年9月5日火曜日

上田で花蓮を思い出し、最後はやっぱり栃尾の油揚げに行きつきました。






大河ドラマで昨年はとても賑わった上田市
今年は寂しい。
特急しらゆき2号で上越妙高に行き、待ち時間50分を経て、
新幹線はくたか558号に乗り上田で下車。
ネット検索すると
北国街道・柳町は
城下町の入り口付近のこの辺りは、時代を偲ぶような旧家の古い格子や土蔵が立ち並びます。
とある。
金沢の町屋をイメージして造り替えたのだろうか、古き良き時代を感じるには
少々残念な風景でした。
お昼は「みそだれの焼き鳥」を食べようと思っていたのに
お目当てのお店は、月曜休み。

長野に来たら「蕎麦」でしょ!
しかし、お連れさんは蕎麦はつまみにならないと言う。
そこで、ワインと天然酵母パンのお店に。
ワンプレートに並ぶ、手作りハムは塩加減がちょうどいい塩梅。
アメリカで塩分の多い生ハムばかり食べていたせいか
健康食を感じ満足。
赤ワインと白ワインをいただく。ワイナリーを持っておられるとか
ブドウの品種について詳しく説明してくださる。
なかなか、感じの良い奥様でした。
お客様は私たちふたりだけだからこそ、笑顔での対応は勉強になる。
続いて、ワインが程よく回りふらふら状態で、上田城址公園をまわる。
本丸の櫓門(平成6年復元)に入る。
「お客様腰を掛けて、スリッパに履き替えてください」と私のお連れ様に言っているのか
私に言っているのか?心の中で「私はあなたたちより若いですよ。ワインのせいだ」とつぶやく。
天守閣もなかったお城だった。
お城の石垣の下は
広い空地になっている。その昔、この城脇に千曲川が流れていたそうです。
洪水のために、川の流れを今の川に変えたとタクシーの運転手さんの解説を
後から聞きました。
真田の城は、見晴らしの良い山城だったそうです。
栃尾の城山と春日城を想像しながら、運転手さんに新潟自慢をする夫。
ネット写真に魅せられて、「信濃国分寺」へ走る。
イメージした蓮の花は終わって・・・・・。この場所で私は映画の主人公花蓮になるはずだった。
やっぱり、ばばちゃんに似合うのは枯れ気味の蓮の実でした。

帰途の電車は義母の待つ家路に急ぐため、往復切符大人の休日倶楽部3割引きを
返上して(一部)、上田から高崎そして長岡に新幹線リレーにしました。

この帰りの新幹線で思いついたことは
やっぱり、多くの人は望めなくても
ご夫婦、お友達同士で栃尾に足を運んでもらうにはどうしたらいいだろう?
栃尾にしかないないものは「栃尾の油揚げ」である。
もちろん宅配で全国にお届けできます。
でも、でも、でも、やっぱり豆撰で揚げたての大豆の香りの広がる美味しさを
是非、味わっていただきたい思いがふつふつとわき出てきました。