2024年4月22日月曜日






同年小旅行

蓬平温泉へ

何十年ぶりかの蓬平温泉の旅でした。

高龍様の階段はきつくて、ハアハア息切れ

でした。商売繁盛を願って奉納もしました。

温泉はツルツル、スベスベになり若返った気分。

夜中に目が覚めるお年頃。ヒソヒソ話に花が咲き朝方までどうでも良い話を繰り返す。

今日は丘陵公園へまっしぐら。チューリップが綺麗に並ぶ。山の萌色とピンクの山桜が心を癒す。

同年の小旅行は命の洗濯。

日日是好日

2024年4月15日月曜日

おまかせ

 



ストレス満開

もうだめ

夕飯なんてできない

外食すること決定

お寿司屋さんに直行

店主、何にしましょうか?

今日は考えることできません

おまかせします

サヨリ、ホッキ、アナゴ、サバ

いつものメニューである

店主の記憶って凄い

ひとりひとりの好みを覚えているんだ

なんだか、クヨクヨしている自分に

活力を与えてくれた

よーし

やるしかないでしょう

そこへ同期の保育士登場

七夕コンサートに誘われて

あぶらげ持って聞きにいくわよ

元気をもらう

まだまだ頑張らなければ

今朝並んだチューリップも

古希ちかしわたしに

応援歌を聞かせてくれた


日日これ好日





2024年4月9日火曜日

お花のパレード

 


我が家の豪華版です。クンシランが並びました。お父さんありがとう!

いつも素晴らしい花を咲かせてくれて。感謝しています。

だんだん、二人の話題は今後どうなるかと不安の話題が多くなっています。私たちの行く先は介護施設。と決まっているような会話です。でもできるだけ老夫婦2人で頑張りたいと思います。

まだまだ大丈夫ですよと笑っているクンシランたち。

そうそう先日植木鉢に中で冬眠していたカナヘビちゃんも元気よく草の中に飛び出しました。

日日是好日



2024年4月8日月曜日

バーコードがないから

 イタリアから孫が数冊の絵本を読んでくれた。もちろんfesutaimuで繋がって。

ひらがなとカタカナが読めるようになり、ちょっとお得意顔で読む孫。

ババはグーサインを送る。

その後、図書館ごっこをする。私は借りる役を仰せつかる。テキパキと絵本の裏に何やら、ピーピーとかざす動作をしている。

ノンタンの絵本を貸せてください。

すると、ダメです。ないです。ないないと慌てる孫。よく聞いてみるとバーコードがついていなかったようです。

お貸しできません。の結末となりました。

便利は不便利子供の世界までも浸透していることにはてな❓これで良いのか。

日日是好日




2024年4月2日火曜日

刹那の夢がたり

 


刹那の夢がたりコンサート

開演ブザーで幕が上がる。スポットライトの中。

そこには76歳の青年が、2000人の観客全てに歌を届ける。その歌はマイウェイではじまった。今回のコンサートテーマは「刹那の夢‥‥‥その時を想い出してください」と語り歌が続く。

私は16歳だった。はじめて恋をした。刹那の恋だった。半世紀も前の恋なのに、いまだ冷めぬ恋心を思い出した。はじめての恋はあっけなく終わってしまったのに想いは続いていると思った。

昨日観た映画「人間失格」と歌い手の人生に接点などないのに交差する。交差する一点に刹那の夢が見えた。

コンサートの余韻に浸り夜9時に帰宅するとリビングから灯りが漏れている。リビングからバスルームへの戸が開いていて、中戸は半開きである。

夫は私の帰宅に気がつくようにしていた。ひとりでの夕飯は味気なかっただろう。

布施明コンサートは今回で4回目である。45年前新潟公会堂でのコンサートがはじめてだった。まだ付き合ってもいないのに、先輩が行くはずのチケットが私に回ってきた。その時、知り合いの人を誘ってみた。

その人は車を持っていたから丁度よかった。チケットを無駄にせずちょっと気になっていた知り合いの人は今私を待つ夫である。

歌の上手い歌手は多いけれど、76歳で歌い上げる完成度の高さに驚くばかり。一呼吸もしないで愛と恋を歌い上げる。メロディと詩が切なく心に沁みる。その感動をどう伝えたらいいのだろうか。

この歌い手は疲れを知らないのか訓練か。人間失格に登場する3人の女性の映像と歌が重なる。

太宰治の妻役は宮沢りえ。凛とした和服姿がとても似合う。太宰治の才能を死ぬまで信じて認める真の強さと愛情の深さなのだろうか。

愛人役の沢尻エリカはまさに地を行っているようだ。わがままで妖艶で、子どもを欲しがる。その子は太田治子。一度は読んでみようか。

三人目の愛人を演じる二階堂ふみの迫力は凄みだった。天才かもしれないがあんな男なのに、自分のものにしようとする女の意地だろうか。

太宰治は最後には自らは命をたちたくなかったと思った。どうせその時は来るのだから、その時まで子供達のために生きたかったのではないだろうか。

刹那の夢がたりコンサートも終盤。2時間近くをひとりで歌い続けるこの歌手の底知れぬ歌のドラマに感無量。オーチャードホールも素晴らしく、妹に連れてきてもらってよかった。感謝する。

数々の人生の想い出を歌に映しているのだろう。数人の女性の顔が浮かぶ。ひとり息子は今どうしているのだろうか。今、歌い手を支えている若い妻はどんな人だろうか。

日日是好日