2019年11月30日土曜日

同級生

東京に住む同級生に
はじめて飲み会に誘われた。

心地良い安心感が生まれる。
それはなぜだろうか、それは不思議な感情だ。

ブログを書き始めて10年は過ぎたのか
このブログが懸け橋になっていたようだ。

栃尾のこと、杤尾の油揚げのこと、私のまわりのひとたちのこと
そして私の家族のことなどをよく知っていた。

全く目立たない勉強ができない少女だった私を
65歳になってほめてくれた。
決して、悪いことは言わない。
アドバイスをくれた。

友達でもない、それ以上でも以下でもない。
素の私がそこにいるようだった。







2019年11月28日木曜日

決断



行く、行かない、
呪文を繰り返す自分。

たった一人の孫に会いたい想い。 

夫を残して、クリスマスから元旦、お正月を
イタリアで過ごすには
大きな決断が必要だ。

何日も
行く、行かないの呪文が
私の頭の中で蜘蛛の巣状態でとなえられてきた。

決断の一言は
娘の「おとうさん、かわいそうだね」


決断とはひとりで決められることではないことを
再認識する。

さて、今日はさつまいも入り「おこわ」に挑戦。
挑戦も決断も生きているからこそかな・・・・・・。


2019年11月26日火曜日

挑戦



今、はまっていること。
今日で三日連続の「おこわ」である。

蒸し器を使わず電気釜で炊く方法を
お友達から伝授するものの
彼女が作る「おこわ」にはなかなかならない。

もち米と水の塩梅が重要。
新米もち米だからなおさらのような気がする。

炊きあがったたら
「蒸らす」時間帯も問題ありか?

夫もスタッフも「味」が
足りないという。
今日はあぶらげに下味をつけてみた。

挑戦することなど
ほとんどなかった老後人生

私の知人には
年を重ねても「挑戦」続けている人が多い。

私はささやかな「おこわ」作り挑戦を試みています。

2019年11月24日日曜日

振り返る笑顔が嬉しくて



今年最後の豆撰山の家ランチ
お帰りに振り返ってくださった笑顔



おもてなしのはじまり






庭のさざんかもお客様をおもてなし







豆撰特製「あぶらげ寿司」






栃尾の油揚げに旬の野菜たっぷり
木綿豆腐をそえて.


 

今年最後の山の家ランチにお越しいただいたのは
豆撰のお客様でした。
それよりもびっくりしたのはお客様の着物姿です。

装いはお出かけくださる人とおもてなしをする人にとって
大切な喜び

とてもいいお天気に感謝の一日でした。

2019年11月22日金曜日

白くなった守門岳の写真が届きました。



昨日は外を歩くと
風が体の芯まで冷えるような寒さでした。
いよいよ、杤尾にも冬到来かしら・・・・・。

仕事に一区切り
豆撰から見上げる守門岳が
夕日に照らされ、美しく雄大に輝き
思わず「きれいだね」とスタッフにつぶやく。
このきれいな瞬間を写真に撮れたらいいだろうなあと思いつつ

時間と撮影場所移動を考えたら無理な話。
あきらめる。

すると夕方
夫から一枚の写真が届きました。

同じ時間帯に夫も
この景色を見て、美しさにスマホを取り出し
菅畑に向かったようです。

雪は不思議です。
嫌いにもなりますが
大好きにもなるのですから・・・・・・。

2019年11月20日水曜日

紅葉がひらひらと・・・・・。




山の家の紅葉の葉が大きな石の苔に落ちて

少し寂しい気もしますが
風情を楽しんでいます。

今年最後のお客様を今週末にお迎えして
山の家はしばらく休みさせていただきます。

来年一月には「裸押し合い」を見る和の会を企画中です。






2019年11月17日日曜日

なじらーて関原にて楽しい販売

昨日は二つのイベントが重なってしまった。
「長岡クオーレ」と「なじらーて関原」である。

そのうちの一つ「なじらーて関原」に
私は出張することになった。
最近営業には出かけるものの
販売娘はご無沙汰である。
一人では心もとない。

そこで最強の人にお手伝いを依頼する。
きっと、売り娘経験は人生で初めてだったのではないだろうか

ところがそうは思えない。
お客様への声かけ、説明などなど
まるで豆撰の最強スタッフである。

飲み物、お弁当迄持ってきてくださった。

ちょっとおっくだった売り娘の私も元気をもらい
雨の中声をかけて頑張ることができた。

テント前で立ち止まってくださるお客様に
「ありがとうございます」と心の中で手を合わせる。
「杤尾の油揚げの中で一番おいしいのは豆撰さんですね」と
言われた。
すごーく嬉しい。

平均年齢70歳に近い最強のふたりの販売
私は、人生を楽しむ販売ができたことに感謝感謝。

関原のひさこさんありがとうございました。




2019年11月15日金曜日

季節限定商品なんばん味噌はさみの評議会


栃尾の油揚げ味噌はさみを開いてオーブンで5分焼く
 
 
 
水菜とかにかまをまく
 

 
爪楊枝で食べやすい大きさにとめて切る
 
 

 
はいできあがり
 



昨日は新商品季節限定商品なんばん味噌はさみの評議会でした。
15人くらいの食品関係者が.コの字に並んでいます。
私と妹は緊張の中,中央の椅子に座り
5分間のプレゼンです。
今回は新商品のパッケージの改良点について・・・・・・。
それから
評議会の方々のご意見。
「あいかわらず、豆撰さんの油揚げは美味しいですね」
「関西は辛いものを食べませんからうちでは取り扱いは難しい」
「個人的な感想ですが、もう少し辛くてもいいと思います」
「手揚げ、昔ながらなど協調してもいいのでは」
いろいろなご意見を頂戴する。
私も妹もうなずきながらも
さて、どうすべきか悩むのでした。
パッケージはどうななか??????

そして最後に
「このスタイルは初めて見ました、新鮮です。販売しているのですか
食べやすくいいですね」と一言。
「私の考えたレシピです」とちょっとウキウキにいなりました。

レシピの紹介はとても大切なことを再認識してきました。



2019年11月13日水曜日

抱きしめたい

孫に会ったのは10月1日だった。
生まれてから2度目の来日、
成田空港で待っていると
私の後方から
「ババジジ」と聞きなれた呼び声。
振り向くとそこには
たった一人の孫とその母である娘が立っている。
駆け寄ると
「あえたねえ」と片言の日本語で照れくさそうに、
私たち老夫婦を見つめる大きな瞳。

そしてイタリアにもどった10月23日から
2週間以上が過ぎていく・・・・・・。
便利な世の中だから
イタリアと日本をiPadはつないでくれる。

3週間の日本滞在で2歳児とは思えないほど
日本語が上手になった。
老夫婦は通訳を娘に依頼せずとも孫とかなりの
おしゃべりを楽しむことができる。

「ママが箒をもって
ババがgo,go kiki と言って」と笑顔で訴える。

娘は家事で動き回っていると
「ババ!だっこして」と画面にすり寄ってくる。
私は大きな手をひろげてみせ、両手をしっかりと組む。

眠くなった孫は
「またあしたね」とiPadを切る・・・・・・。




2019年11月11日月曜日

親子の競演そして心のつながったファミリー




 
 
 
 

昨日は朝から大忙しだった。
里芋の皮をむき、菊をゆで・・・・・・。
でも楽しいのです。

金塚先生の大正琴のみなさんに
食べていただく「豆撰弁当」を作ることは
机に向かって
あれこれ考えているのとは全く違う。
喜んでくれる人達のところへ届けるのですから嬉しい。

豆撰のお弁当届け先は長岡リリックホールです。
全国から集まった大正琴のコンサート。
お弁当をもって皆さんを楽屋で待つ。

金塚先生ご夫妻が到着。
いつも穏やかな笑顔が固い。
金塚ファミリーの皆さんの表情も違う。
 すぐに音合わせが始まった。
「真剣勝負」武蔵と小次郎のようだ。


『はい。いいですね。大丈夫』と金塚先生は
生徒さんに声をかけ励ます。

この調子だとお弁当は発表が終わってからかもしれない・・・・・・。
と黙ってリハーサルを見ていると
『はい、お弁当にしましょう、食べれますか』と先生の一言で
生徒さんは集まってきてくれました。
みなさん完食。
生徒さんたちは度胸が据わっている。
90歳を頭に・・・・・・。


舞台に28人が勢ぞろい。
コーラスも加わって大正琴の音色を
引き立たせる。

客席から見て、聞いていると
なぜか目頭が熱くなる。
金塚先生ご夫妻と金塚楽器の社長さんの3人の姿。
そして3人を囲む生徒さんたちは家族の一員、
琴金流の歴史を支えているようだった。


めだかの学校は
誰が生徒か先生か
みんなで元気に遊んでる・・・・・・。














2019年11月4日月曜日

熊本からやってきた揚げ体験親子



まさかです。熊本から綺麗な娘さんと一緒の
あぶらげ大好きさんがやってきました。
どうしてこんなに朝早くから体験を希望したのだろうかと
????

はじめてのご対面なのに
私の顔を見るなり
「多田さんでしょうか」
「私、生搾りがみたいのです」と
おっしゃる。
そこで、工場に入る前に生搾り豆乳を飲んでもらう。
「あっさりとして美味しいですね」と おっしゃる。

さあ、いよいよ豆を生のまま搾る工程
豆乳とおからに分かれる工程などを
細かく見学。
揚げ体験はベテランのスタッフにお任せ。

体験終了後は
あつあつ揚げたてを何もつけずにそのまま食べてもらうと
笑顔で
「生搾りだから、こんなに美味しいのですね」と
まさにツボをつかんだ感想に
思わず「はい」と応える私でした。

その後は、栃尾の神社や 雁木通り、道院高原を
ご案内いたしました。
栃尾を知ってもらうことが嬉しくてうれしくて・・・・・・。






2019年11月2日土曜日

若い人の力



ハイブ長岡にて今日2日と3日
ときっ子クラブ主催の子育て支援フェアに
豆撰も参加いたします。

若いスタッフがいろいろ考えているようです。


特に一番若いスタッフは楽しんで準備していました。
若い力を支えるのは
栃尾の油揚げ作りやバーガ、杤尾だんご作り
なんなくこなす中年パワー。

イベント参加準備で、てんてこ舞いの豆撰、
そしてもう一つの仕事が並行してあります。
お歳暮シーズンに向けてのパンフレット作り。
こちらも、私の片腕に成長したというより
私をはるかに超えている若いスタッフが構成しています。

口出しを控えて、彼女なりに自由に制作してもらったら
とてもいい感じになっていました。


事務方はベテランにほとんどまかせっきり
一生懸命頑張ってくれる。

私は先頭にたつことより見守る側になった。
そいう年になったなあと色づきはじめた庭の木々を見つめる。





2019年11月1日金曜日

目が覚めてしまって・・・・・・。

早いです。早すぎではないかと思う。

今月と来月の二月で
今年も終わってしまうと思うと
庭の色鮮やかに染まったモミジさえ
さみしさを感じてしまう。

少年寅次郎のドラマCMが流れた。
寅さんは置き去りにされた赤ちゃんだったとは
知らなかった。

娘と一緒に最期の旅行に
叔母を連れて行った首里城が燃えてしまった。
天国で叔母は号泣しているだろう。

たったひとりの夕飯は味気なかった。
だから、何もせず眠ることにした。

目が覚めたら
散らかし放題のキッチンが片付いていた。

スタッフブログを読む。
とても上手に「太い箸」について書いてあった。
豆撰で一番若いスタッフが一生懸命書いている。
そのブログにベテランのスタッフの言葉が載せてあった。
的確な説明に感心させられた。
豆撰のスタッフひとりひとりの成長に喜びと感謝の気持ちで
いっぱいになる。

復活した金魚は元気に泳いでいる。

今日はお客様の中野さんがお見えになると
お電話をいただている。
仕事はスタッフにまかせて山の家で
お茶タイムにしようかな・・・・・・。

あと一週間で65歳になる私のひとり言日記。

金魚の復活

孫にプレゼントされた金魚さん3匹。
孫の日本滞在中は夫も金魚のためなのか孫のためなのか
水替え、えさやりに熱心。

ところが孫が帰って数日過ぎのある日
水槽とは名ばかりですが、海苔の空きビンの中で泳いでいた
一番大きな金魚さんが仰向けになって口をパクパク。

ああやっぱり孫がいないから
飼育に手抜きが・・・・・・。

ご臨終と孫に連絡する。

ところがどっこい手厚い夫の看護で
生還する。

ジジは何で死んでもいないのに
「ジジ忘れたの」と言われたぞおかんむりでした。