2023年4月29日土曜日

子育て駅

 







栃尾の道の駅隣の建物に「すくすく子育て」の広い空間がありました。姪っ子の子供は3歳になったばかりです。あーちゃんと言います。人懐っこく、腕力もりもりの行動派です。姪っ子は豆撰で働いています。時々、昔とった杵柄で子守りを引き受けています。家から歩いて10分のオリナス栃尾の道の駅公園を目指して散歩。そこには滑り台とブランコがあります。あーちゃんは滑り台大好き。10回以上滑りまくります。少し疲れた様子。珍しい?大人の足では10分でも子供の足では倍の時間がかかったせいもあります。

それでは椅子でも探してちょっと休憩しましょうか。オリナスで。そしたら、すくすく子育ての看板あり。9時から午後3時半まで自由に利用できると書いてある。興味深々の私はそこに行ってみることにしました。あらまあ、まるで保育園のお遊戯室です。広いスペースにレールつき列車の数々。おままごと道具に絵本。おやつやランチタイムテーブルとイス。あんぱんマンの柱時計。そしてです。プロの保育士の方が3人もいて、遊んでくれるのです。こんな素敵なスペースがあるなんて驚きです。おまけに図書室より絵本の配達があり、借りられるのです。もちろん手遊びや絵本の読み聞かせもあって、もうびっくり仰天です。ここなら安心して子守りができます。おばちゃん、おじいちゃんぜひぜひご利用ください。夏になったら孫とあーちゃんをこの空間で遊ばせよう!と思いました。

栃尾にもこんなにいいところがあったのです。子育て支援の場所です。

日日是好日

2023年4月24日月曜日

たけのこ三昧

豆撰の山はたけのこの山です。

朝夕に油揚げとたけのこ料理。

ふきのとうに続き、ウド、タラの芽、たけ

のこは春の味です。

つまり、栃尾は春の味競演を満喫して

田植えの季節を迎えます。

この自然は心の栄養にもなります。

ふきの葉に包まれた、「さがりい

ちご」は母の優しい味です。

父と一緒に「おたまじゃくし」を捕まえて

遊んだ懐かしい想い出。

今では考えられない味や遊びは

心を豊かにしてくれた。

ゲームもおもちゃもなかったけれど

想い出はいっぱいある。

たけのこを食べながら

父と母を思い出しています。

日日是好日





2023年4月15日土曜日

終活で見つけたアルバム

 


友を失って、友の愛用していた多くの茶の本が私の手元に届いた。

もう読むことはない本と入れ替えた。その本の間から沖縄旅行のアルバムが出てきた。叔母こと姉ちゃん57歳、私は47歳だった。叔母夫婦と私と娘の4人想い出旅行だ。選んだ地は「沖縄」。本土を一周して翌日は宮古島。宮古島の海は青かった。

「きれいね」と言った叔母の声が今も聞こえる。あれから20年も過ぎたよ。あなたの孫は今年歯科大に合格しましたよ。この世では会ったことがないのに、大きな瞳が笑うとまるであなたそっくりなのですよ。大学生だった娘は40を過ぎて、私の孫はもうじき6歳です。

あの頃に戻っても、またあなたはすぐにいなくなってしまうのですから、あの頃に戻らなくていいのです。私はおばあちゃんからお婆さんになってしまいました。

毎日ひとつずつ終活のために片付けをやっています。すると終活のはずが、想い出ばかりが走馬灯のようにまわって、片付けどころではなくなっています。


日日是好日


2023年4月11日火曜日

らんまん 広末涼子さん

 


「おくりびと」の時から好きな女優さんのひとりとなった。演技していない女優さんに思える。静に見えるが心の中には動が溢れて映る表情が好きである。その女優さん「広末涼子」さんがこの春からはじまった「らんまん」に出演していた。過去形なのだ。主人公万太郎の母である。病弱な母の切なさを静で表現している。最初から私は隣で一緒に観ている夫を無視して、母と子の世界に入り、溢れる涙を拭きもせず、テレビの中に入り込んでいる。もうたまらない母のために一輪の花を探しに行く。息をひきとるその瞬間に見せた母の愛の深さを感じた。

そして、万太郎の母に実母を重ねる。私の母は病気と認知症を患い4年間のベッド生活だった。死の直前に万太郎の母にように母は正気になり私たち姉妹の声に頷き微笑んだ。

歳も年代も違うけれど万太郎の母と私の母が重なって涙は止まらなかった。

散歩の途中で見つけたヤマブキの花です。実家の庭に毎年春になると咲いてくれた。

今は咲かないけれど

日日是好日


2023年4月10日月曜日

春らんまん







 午前中は用足しでバタバタと時間が過ぎてしまった。久しぶりに町の文房具屋さんに寄って、画用紙やらボールペンを買った。何年ぶりだろうか。それから配達ついでに秋葉山にて営業をはじめた昭和のラーメン屋さんでチャーシューメンをいただく。山の上だからちょっと寒い。窓際に陣取ってお日様から暖を頂戴する。背中がポカポカしていい気持ち。チャーシューはやわらかくて、ボリュームあり。メンをすすり、スープをいただく。昭和の支那そばの味だ。おばちゃんちに行くといつもとってくれた味だ。醤油と胡椒がきいて、本当は全部飲みたいほど美味しかった。でも血圧が高いのだから我慢して残しました。無念!それから午前中に終わらなかった用を足して、帰宅。「おーい栗山のしだれ桜見に行くか」と珍しく夫のお誘いに「行く行く」

いずみ苑のしだれ桜は今が盛り。栗山のしだれ桜は頂上は満開だったが、下の方はまだ濃いピンクの蕾。菅畑に立ち寄ると先客が田んぼの真ん中で桜撮影。その後私に声をかけてくれる。「毎年この桜を撮っているんです、栗山の桜はまだでしょうか」と。私の格好と顔を見てきっと地元の人と完全に察知したのでしょう。「今行ってきました。気温が低くなったのであと2、3日かしら」と応えると「明日は帰らないといけないから」とちょっぴり残念そうでした。栃尾の桜を見て回って、全く知らない人とおしゃべりできるなんて、素晴らしいです。桜さんありがとうございます。あなたのおかげです。

日日是好日

2023年4月4日火曜日

ラストエンペラーの想い出

 

平公園の桜満開
宣伝です!母の日の贈り物に

今から36年くらい前の作品になるだろうか。私は32歳だったようだ。「ラストエンペラー」を観たのは。壮大な紫禁城の映像が目に焼き付き、いつかこの城に行ってみたいと思った。結婚して娘を授かりまだ数ヶ月の娘を実家に預けてETを観てから随分年月が過ぎていた頃だった。子育てと仕事で一番忙しい時で映画の世界からは随分遠ざかっていたが、「ラスエンペラー」の偉業は多忙な日々の中でも私の耳に入ってきていた。これを見逃しては永遠に映画を観にいく日は来ないかもしれないと決意して映画館に行ったような気がする。久しぶりに大きなスクリーンに映る映像は素晴らしく目を見張る。実話と映像が教える中国史の象徴はあの広大な紫禁城だった。まだ外国の地を踏んだことがなかった私には、「ローマの休日」以来の衝撃だった。この頃は映像と歴史背景のみにとらわれて、実は坂本龍一氏の音楽までは心にとらえていなかったようです。ピアノと坂本龍一の映像は強烈に残っていたが、この人が世界の坂本とは気づいていなかった。

それから15年が過ぎ、豆撰も軌道に乗っていたある日。夏休み休暇を利用して4日間の北京旅行を計画した。その頃は最初で最後の海外旅行だろうと思ったほど、ラストエンペラーは私にとって奇跡的な贅沢をさせてくれた。

今改めて世界の坂本龍一氏の音楽を聴いてみた。今度は映像と一緒に坂本龍一の音を楽しんでみたいと思っています。

戦場のメリークリスマスも観てみたい。

坂本龍一氏の訃報ニュースは日本のみならず世界中の悲しみに違いない。朝とともに「俺と同じ歳だ」と夫がポツリ。

日日是好日



2023年4月2日日曜日

ひさかたの光のどけき









「ひさかたの光のどけき春の日に

しづ心なく花の散るらむ」

全く句を知らない私ですが、なぜかこの句の意味が気にかかっています。大手を振って花いっぱい咲かせて幸せ気分なのに、数日で散ってしまう。せめて1週間でいいから散らずにいてくれたら、1週間幸せ気分を楽しめるのに!

老木も頑張っていました。自分と重ねてしまいました。時々気力がなくなって何もしたくなくない時があります。花が散ると寂しく儚さを感じてしまいますが、一年後にはまた花を咲かせます。人の一生と同じなのでしょうか?この老木はあとどれくらい生きるのでしょうか。

私もどれくらい何ができるのでしょうか

日日是好日




2023年4月1日土曜日

水芭蕉と桜が一緒でした。

 





今日は五泉のエスマートさんとキムラファームさんへ妹と一緒に配配達件子守りとなりました。

栄養がいいのか暖かいのか葉の伸びも花もデカく。愛らしいと感じるのは人間も動物もそして植物も小さく子供の頃が一番だと思いました。木道を歩く3歳児は先頭をきって歩きます。どこに行っても笑顔満点の愛想良しで見知らぬ人たちから「頑張って」と声をかけられ得意顔です。それから村松の公園に行きました。彼にとって桜より、大きな滑り台とブランコにまっしぐら「もっと、もっと」を繰り返し、ババはお弁当を広げ妹より先に食べて子守のタッチ交代をすることにする。ようやく彼も「お腹すいたね」とお弁当を食べ始めたもののやっぱり滑り台とブランコが気になってしょうがない。またもや滑り台にブランコに夢中になる。身体能力が抜群である。止まっていないブランコからは降りるやら、みている方はハラハラドキドキであった。十分遊んで彼も疲れ気味か、すんなり帰ることを承諾する。車に乗ると3秒でおやすみ。やれやれ。

日日是好日