たったふたりだけの我が家。
大きな金魚が一匹プラス!
今日から豆撰はお休み。
夫と睨めっこしてもさほど面白くもなく
と思っていたところにお友達のお誘い。
2つ返事で「行きます」とお返事したものの
空模様は危険である。
心配しながら窓の外を覗くと
昨夜は雪は降らず!
やったあと心で叫んだ。
これならキャンセルはしなくても大丈夫かなぁ?
ルンルン気分でお友達に頼まれた「のっぺ」をに
ています。
どうかお空の神様雪をいっぱい降らさないように
お願いします。
電子ピアノを弾きはじめて一か月以上が過ぎた。
どうにかこうにか三日坊主を越えたようだ。
簡単楽譜とはいえ練習しないと
弾けない。
ピアノを弾きたいと思ったきっかけは
お友達の映画監督作品「おかあさんの被爆ピア
ノ」にある。
映画についてはいろいろな方が忘れてはならない
戦争にそれぞれが想いを語っている。
子供も大人も、そして世界中で感じてもらえる良
い映画だと思う。
被爆ピアノコンサートはかつて栃尾でも二度開催
させていただいたがピアノを弾こうとは思っても
みなかった。
あらためて映画の力と音楽の素晴らしさを感じ
る。
そして映画監督はもちろんだが
私の周りには素晴らし人の応援がある。
大正琴の家元から「この曲おすすめします」と言
われる。つっかえつっかえのピアノ練習に付き合
ってくれる友と妹がいる。
コロナ禍の中でも小さな幸せを見つめている
私がここにいる。
「この本読んでください」
「季節にあった絵本を見つけてください」
と私の知らない世界を教えてくれる人がいる。
見たこともない雪に大喜びで
「ババ、ジジ雪見に来るかなあ」と言ってくれる
孫がいる。
朝一番のご注文電話では
「おかあさん元気だかの」と言ってくれる
お客様がいる。
みんなみんないい人たちである。
さあ、ピアノに想いをいただき
来年もピアノ練習を楽しみたいものです。
ホテルや旅館にもステキなピアノが置いてある。
駅で弾かれるピアノ。空港で弾かれるピアノのよ
うにお客様が自由に弾けたらいいのにと
ピアノを持っていない私は思います。
我が家にとっても、豆撰にとっても
今年はコロナ一色だった。
3月には孫の住むイタリアに行くはずだった。
8月に予定していた飛鳥クルーズも中止。それ以
降は全く予定が立てられなくなった。
何より一生に一度と決意していたヒマラヤを
この目で見るチャンスを断念。
全てが夢と化してしまった。
豆撰といえば、せっかく良いお話になるのではと
期待していた東京の居酒屋さんへの営業はス
トップしてしまう。
それに今年は特別の年だったのだ。
生涯を保育園で過ごすはずだった私の仕事は
大逆転し豆撰に転職そして30年を迎える
節目の年だった。目標は栃尾で一番美味しいあぶ
らげを作ること。
その目標に向かい30年無我夢中で過ごし
最大なるイベントを企画していたのに
コロナ禍の中ではどうしても縮小せざるを得な
かった。
それでも、ロングランで構えた30周年は
想像を遥かに超えて
お客様からお越しいただき感謝感謝の気持ちでい
っぱいになった。
戦争は体験していないけれど、まるでアニメや映
画の世界が現実になったコロナ不安の中でも
仕事ができたことはお客様やお友達のおかげで
す。本当にありがたい。
ありがとうございます。
サンタさんは大人のところには来ないと孫は言う
サンタさんはお腹が空いているからクッキーを
作っておいておかないといけないらしい。
いい子にしていないとサンタさんはプレゼントを
持ってこないらしい。
時差があるので孫がプレゼントを手にするのは
日本の午後らしい。
コロナの中で規制ばかりの日常があたりまえに
なって今年のクリスマスはみんなが集まることが
できない。
大変な世の中だけど
外国にいてもリアルタイムで会話もできる世の中
はやっぱり素晴らし世の中ではないだろうか?
クリスマスの思い出は
マッチ売りの少女のお話だ。
少女は今、天国で何を思っているだろうか?
この少女は死なないんだよね?と
本を読んでくれた祖母に何回も何回も問いただし
ていた私。
大雪情報の中でしたが、思ったより栃尾の
積雪量は少なく豆撰への来客も
例年通りでホッとしています。スタッフは手洗の
徹底、消毒の徹底に努めお客様をお迎えして
おります。
目に見えないコロナと雪と戦う、どっちも
大変です。
街までやってきた熊はどうしただろうか?
冬眠生活に入っただろうか?
何もかも人間が自然破壊してきたからですか。
療養病院生活3年になる実母を思い出す。
母の冬仕事は機織りだった。火の気のない納屋
からバッタン、バッタンと音がする。
火鉢で祖母が餅を焼く。焼き上がった餅を半分に
してあんこをいっぱい挟んでくれる。
その餅を母に届ける。
私は餅を母の手にのせる。母の手は真っ赤に腫れ
ていた。
この頃は雪は今の何倍も降った。
屋根の雪下ろしは毎日のようで、玄関から
外に出るには雪の階段を上らないといけなかっ
た。60年以上前の話だ。
昔から、私がまだ保育園で働いていた頃から
知っている方でした。
ある会社の事務をなさっていた。
その会社のお孫さんのお迎えに時々来ていた。
とても綺麗で聡明な感じの人だった。
妹はご近所でその方とお友達だった。
豆撰の山の家のイベントには欠かさず来てくださ
る大切なお客様です。
ひょんなことからピアノの話になる。
何十年も誰も弾かないピアノがおうちにあると言
う。そこで月一回のピアノレッスンにお誘いして
みたら、やりたいと言うことになる。
ピアノは私のお友達の調律師の方を紹介。
鍵盤の糸が切れ、錆びていたそうだ。
1週間かかりピアノは蘇る。
私は子供のようにその本物のピアノが弾きたくな
って、お昼休みにお隣さんに通うことにした。
自然の音色とタッチに魅了される。
といえど、ピアノ練習は30分。
あとはおしゃべりタイムだ。お隣さんのお琴や
お茶、お花のお話は楽しくて仕方がない。
この日教えてもらった
「お稽古事は人と競わず自分と競うこでは
ないでしょうか」
だから今の私はピアノもお茶のお稽古も
楽しい。
写真は今日娘から送られたイタリアの伝統クリス
マスケーキです。
昨日は朝から降り続き
駐車場に留めてあるスタッフの車は
雪で埋もれていました。
一足早く夫から迎えにきてもらった私。
家に着くと暖かい。
残業をしているスタッフのことを思うと
ごめねという気持ちになる。
Gotoトラベルの停止で、ホッとした人と
仕事がなくなり大変な人と両方だ。
豆撰はこの雪でお店のお客様は激減だ。
それでもお歳暮、贈り物で忙しい。
感謝しなければならない。
残業をして雪の道を帰るスタッフが心配だ。
コロナは大変ですが雪も大変です。
自然の中で生きていく人間の宿命なのか?
お友達から教えていただいた絵本が届いた。
早速読んでみる。
この見開きの雨のページになると
私の心もせつなく、悲しくなるが
絵は美しい。
次のページになるとホッとする。
「なまえのないねこ」という絵本だ。
心があたたまる。
絵本は手軽に手にとることができて
数十分で心の栄養を補給できる
絵本は素晴らしい。
今度は孫に読んでやりたい一冊。
昨日Gotoトラベルの停止ニュースが入る。
経済はどうなるのかわからない。
でもクリスマスもお正月も昔は
それぞれの家庭で楽しんだものだ。
とても素晴らしい贈り物「人」と過ごせるのだ。
それも家庭というステキな箱の中で!
こたつの中で足と足がぶつかる。
甘酒とコウコウ(大根漬け)をいただく。
かるたやトランプを楽しむ。
おばばと父ちゃん、かあちゃん、姉ちゃん
そして生まれたばかりの妹が
つぐらに入っていた。ステキな想い出は
消えない。
みんな家庭で楽しんだらいいと思った。
楽しみのひとつに絵本の読み聞かせもいかがでし
ょうか?
ひとりで読んでもいいし。
昨日はイタリアの保育園はお休みでした。
パパとお店屋さんごっこを楽しんでいた最中に
「ババ帰宅」とメールする。
すぐにイタリアの娘からオンラインが入る。
すると
孫は泣いている。
「パパとお店屋さんごっこしたいのに」と。
婿殿は私たち老夫婦に気を使い
お店屋さんごっこはあとにしようと
説得している。私は「ごめん邪魔したねパパと遊
んで」とオンラインを切る。
するともう一度泣きながら孫からオンライン
「パパと遊びたかったけど、ババともおしゃべり
したかったの、どうして切るの」と泣きながら訴
える。
あどけない孫の気持ちに涙する。
その後はお得意の赤いスカートを身につけて
バレリーナになって踊って見せてくれた。
今年最後の山の家の集まり
おでんにあんこもちを用意する。定番の豆撰いな
りはゆずを入れて
今回は冬バージョンだ。
付け合わせの白菜漬けと煮菜は夫に依頼。
銀杏の皮むきもしてもらいました。
なかなか良いお味!かつお節と昆布の出し汁に
大根、にんじん、手作りこんにゃくを入れ
煮込む。
豆撰のだし醤油を加え煮込むこと1時間。
最後に厚揚げ、玉子、練り物を入れて
さらに煮込む。6時間後のランチに丁度
間にあった。仕上げに白だしで味を整えて出来
上がり。
ランチの前に絵本を読む私。
「みるなのくら」「くまとやまねこ」
少しの練習だが
それなりに努力したつもりだが
結構な知識人達の集まりだったので緊張した
まだまだ読み足りない。と思った。練習のみ、
ピアノと同じ。
この日のラストは手品で締めくくり。
ステキな衣装でした。
なんとお二人とも70代。助手役の方は初めてお
化粧をし、初めて家から外に出られたとか
お歳を聞いたら7歳も上の方。
そうそうこの日の集まりは最長92歳、そして私
を除いて皆さん70代。
まだまだ若造だと思った。
孫は雪が大好き。
0歳の時と2歳前の2回だけ日本の雪を
見ただけなのに
その時、じーっと白い雪を見つめていた。
それからきっとビデオや写真、絵本を見て
雪はお空から降ってくる贈り物のように
おもっているのかも知れない。
そして、ついに日本それも雪国栃尾の街より
早く、雪のプレゼントはモンザに届いたのです。
嬉しくて、嬉しくて仕方がない
あどけない笑顔に
涙が滲んで画像がボケてしまいました。