このお話はババのお友達のお話です。
お友達の犬のボニーが天国に召されました。
お友達は悲しくて、寂しくて、仕方がありませんでした。
ボニーと一緒に散歩した小道をひとりで歩くと元気だった頃のボニーを思い出して、涙があふれました。
ある日、ボニーと一緒に歩いた道に、ポリ袋やタバコの吸い殻、空き缶がいっぱい落ちている事に気がつきました。
そこで、お友達は小さなキャリーバックとトングを用意しました。
そしてボニーと散歩した道に落ちているゴミを拾いはじめました。
ある日、電信柱の隅に小さなハンカチを見つけました。ハンカチにはくまさんの絵が描いてありました。とてもかわいいハンカチだったので、トングで拾わずお友達は腰を曲げて、自分の手で拾いました。そして、ゴミ袋に入れることはやめにしました。
もしかしたら、このハンカチを落とした人がこのハンカチを探しにくるかもしれないと思ったのです。
そしてそばにあった杭の上にくまさんのハンカチを広げてみました。
すると自転車に乗った少年がやってきて、言いました。
「おばあさん、そのハンカチ僕のです」
少年はお家に帰ってポケットの中にハンカチが入っていなかったので帰ってきた道を急いで戻ってきたのです。
「僕のハンカチを見つけてくれて、ありがとうございました」
おばあさんも少年もとても嬉しそうに微笑みました。
ババはこのお話を聞いてハートがドキドキジャンプしました。