2017年10月16日月曜日

高橋まゆみ人形展には涙が光りました。

先日のことです。
東京からのお友達とそのお友達ご夫婦と私と夫で
栃尾の美術館に行き「高橋まゆみ人形展」を見てきました。
タイトルは「ようこそ心のふるさと」です。
階段を上がると廊下の右側におじいちゃんとおばあちゃんの真ん中でおにぎりを持って
嬉しそうにばあちゃんをのぞきこむ孫の愛らしい写真。
りんご畑の風景はまるで本物のような写真の序幕から、もう癒されるのです。

そして、中に入ると写真は立体的になり、人形たちは微笑み、笑い、涙しているのです。
私たちはいつの間にか、昔昔の子供時代に戻ってしまいました。

おじいちゃんがそっとおばあちゃんの肩を抱く姿に
あったかいものが流れ落ちます。
どのシーンもとても楽しそうで、仲良しなのです。
我が家とはちょっとちがうかな?
喧嘩ばかりしていたけど、仲良しの時も晩年にはあったかな・・・・・・
と両親を思い出しました。

懐かしいお芝居を見ているような気分です。
娘と母、祖父母と孫、畑では腰の曲がったおばあちゃんが
嬉しそうに笑っているのです。
お嫁入りの着付けをするおばさん、娘の晴れ姿を見る母、
悲しくって、寂しくって下を向いている父親。
こんな日もあったと、そっと涙をぬぐうわたしでした。

どうしてでしょうか
こんなに、心があたたまるのでしょうか

人形には不思議な魔力があるようでした。
誰でも、この人形展を見たら、心があたたまり、くすっと笑うでしょう。

この人形展のように
あったかい気持ちになれる豆撰になりたいと思いました。





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