1969年作品チップス先生さようならを
観る。私が映画を好きになり始めた頃の作
品だった。
そのせいか題名は深く記憶に残っていた。
しかし内容は知らなかった。
はじまりはローマの休日のような、
サウンドオブミュージック
のように感じた。
ポンペイの遺跡が興味を惹く。
古代の遺跡は、
かつてローマに行き
コロッセオを見学した時の感動が
甦ってくる。
イギリスの男子校が舞台の中心である。
人間味あふれる、ごくごく普通の映画は
心が和み落ち着く。
昔の映画はなぜかよかった。
まるで、私は15歳の少女に戻って
映画を観ているようだ。
チップス先生とキャサリンは
結ばれる。
だが幸せは続かない
ひとつは子供がいない寂しさ。
そして、ついに戦争は彼女の命を奪う。
ダメだよ。絶対に戦争はダメです。
15歳の私は泣いてしまう。
ウクライナ侵入、ロケット爆弾に
最新式戦車の供与。
間違っている。欲望のために
働き、欲望のために生きて
人を殺す。
この映画が評価されて
50年以上過ぎているのに
人間はいまだに戦争を繰り返す。
科学の進歩と止まらない欲望は
平行しているのだろうか。
残りの人生
私は家族が一番大切だと思った。
チップスは22歳の時にイギリスの名門校、ブルックフィールド中学校で新米の先生として働き始めます。個性豊かな生徒たちとの無数の出会いと別れ、短くも幸せだった妻との結婚生活、第一次世界大戦下の激動の中でも変わることのない教室での授業。多くの人から愛されたチップス先生にも、 遂には教壇を去る日がやって来るのでした。
良い映画だった。
日日是好日
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