栃尾の小さな村に伝わる伝説の神社南部神社別名「猫又権現」言われは行く通りもあるようです。
今回は栃尾を舞台に映画「モノクロームの少女」をつくられた五藤利弘監督に頼まれて奉納のお酒を届けに行きました。
この神社の階段は結構傾斜がきつく長いのです。
このお酒を届けにきましたとわけを話しお酒を渡そうとしたら、「ご利益がありますから持っていってください」とのこと。重いからと思って階段下でお渡ししたかったのです。
でも、ご利益 ご利益と気を取り直し神社内まで運ぶことに。
お酒を奉納するとご利益ありますと猫のお札と家内安全商売繁盛のお札に誘導され2枚ずつ購入する自宅用と豆撰用である。お隣さんは燕市からの参拝者。映画の説明とYouTubeでも観られますとしっかり宣伝する。
お参りを済ませ階段を下りる、両脇の蝋燭がゆらゆら。小さな旅そのものだ。蝋燭の灯りは心の灯り。ゆらゆらと悩みを消してくれる。
さて神社を後に帰ろうとすると「どこからきたの」と老婆に尋ねられる。町から来たことそして豆撰です。と答えると「平の人じゃあないかの」と問われる。その人の娘さんは養女で夫の親戚の老婆は実母である。「お世話になっています」と養女と実母の話がはじまる。私にとっては血のつながりもないのだが、この老婆と出会えたことがご利益に思えて仕方がなかった。人と人を結び、あぶらげを送ってもろうてありがとございます。と感謝される。いえいえ、反対ですぞ、買ってもらってありがとうございますはこっちの方です。
これはご利益に違いない。奉納を頼まれたことも人と人の繋がり、今日初めて出会った老婆との会話の中にも人と人の繋がり。ご利益とは人と人の繋がりである。
日日是好日
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